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今日の私
by かずき
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■今日の「新選組!」
う〜ん・・・、なんか今回はいまいち。
前回、日常の中に左内が紛れ込んできてバタバタする
非現実感が面白いなと思いながら見てたんだけど、
今回、勇が出かけてしまったので、外で起こる
広岡子之次郎や鴨たちと関わっている話と、
道場での話が平行してやたら細かく切り替わって。
もちろん、それぞれの話は面白いし、
人物造形もさすがにしっかりしているんだけど、
初登場の人物も多かったし、話がまとまりにくく、
こまごまと人物を書き込む三谷さんの良さが
逆に面白みを殺いじゃってるような気がしました。
書き込みすぎて筋が見えづらいなという感じ。
だから余計、人妻のくせに朝から晩まで他人の家にいて
稽古中も、家人でも門人でもないのに道場に居座り、
何も分からないのに、山南と勇の会話を勇の隣で聞いてる
みつのウザさがいつにも増して強く感じられたのかも。
ま、最後5分のかっこ良さで全てごまかされるんですが。
それと、第1回の時点で不安だったんですけど、
今回で、山南さんの声も 上目遣いのうすら笑いも
生理的に全く受け付けないと確信してしまったのも、
道場の場面要らないよぉと思ってしまった理由。
この山南って、自分自身は知識はあるけれど、
世界を動かすだけの覇気がないと分かっていて、
ついていく相手を探しているって事なのかなぁ?
深読みすれば勇を値踏みしてるのかもとも見える、
何か やたらに裏がありそうな気持ち悪い目つきで
世情を第三者的に語られると拒否感が先に立つ。
土方と山南なら、道場主の客人を利用しようとして
挑発しまくる土方の方がロクでもない態度なのに、
思わず土方に共感してしまうくらい、山南が嫌。
もともと堺雅人自体が、いつもこんな表情の人だと
三谷さんは承知の上でキャスティングしたんだろうし、
今回は土方をかっこよく見せ、沖田に負けて成長を
与えるために嫌な奴として描かれたのかもしれないけど、
新選組が「壬生狼」と嫌われていた時代ですら
人々に好かれていたと伝えられる山南像が好きなだけに、
恐ろしく違ったのが、思っていたよりショックです。
しかし、ますます漫画っぽいというか、
ゲームっぽいキャラクターが増えてきたような(^^;
演技が下手な人でもキャラが立っていれば、それに
当て書きして使っちゃう巧さが三谷幸喜だけれど、
あまりに、巧さよりキャラクターで見せる人々が
増えてくると、ストーリーの中で魅せてくれる
山本耕史の地味な上手さが霞んでしまうのが悲しいな。
巧さと存在感両方を持った人もいるんだから、消えて
しまうなら、それは山本君が悪いには違いないけど、
主要キャラには、三谷っぽいキャラが立つことと同時に
大河っぽい巧さも欲しいと思うのは、わがままかなぁ。
今回追加されたオダギリジョーや慎吾辺りは、
まだ話の中でペーペーの部類なのでいいにしても、
堺雅人、佐藤浩市、沢口靖子、それに田中邦衛!
この辺りにはいいかげん、それなりの巧さが欲しい。
それでも佐藤浩市に関しては、後半の使われ方が面白く
魅せてもらえたから良かったといえるけれど。
何か今の時点では、1クールの民放ならともかく、
1年間見続けるほどのドラマと思えなくなってます。
今のとこは面白い部分もあるから見続けるけれど。
あ、演出も少し考えて欲しいです。鴨の場面で
ちょこっとネギがあるくらいは面白いけれど、
「噛め。もっと噛め」で、亀の子だわしが
大アップになっていたのは、すごーく嫌でした。
ま、それでもゲストは先週に続いてすごく良かったし、
慎吾も徐々にいいような気がしてるから、来週に期待。
最後に、今日のかずき個人的チェック台詞。
1:「大老様が・・・」by勇
感動したね。一言で、現在の勇の位置が分かった感じ。
でもその後、罪人の死骸に合掌してるのはヤバすぎかも。
2:「おかわり!」by歳&惣次郎
あんまり無邪気で、お前らなぁ(^^;と頭抱えたくなった。
次点:「・・・負けた。」by歳
今回唯一、ちょっと色っぽい土方だったので。
02月01日(日)
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