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今日の私
by かずき
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■ミュージカル座「ニューヨーカーズ」後半観ただけ感想
珍しく、どうにも抜けられない残業が突然入って、
1幕ほとんど全部見逃してしまいました。
いつもなら残業は交代制になっていて、急な場合は
残れる人だけが残って仕事というシステムなのですが、
(だから私はチーム内で飛び抜けて残業が少ない(^^;)
連休前=特番多数で、残れる人は既に仕事を抱えていて。
結果、残業なしで申請していた人にも、どうしようもない
理由を言える人以外は、全員、均等割でお仕事配布。
頻繁に「今日も舞台で残れませ〜ん」状態の私にとって、
観劇は「特別」ではなく「日常」であることは周知。
ってことで「どうしようもない理由」として言い出せず、
必死で1時間ほどで仕事をやっつけて飛び出したけれど、
よりにもよって京急なんぞを使う僻地の劇場だったので、
丸1時間遅刻。はふ〜。1回しか観ない舞台なのになぁ。
「ニューヨーカーズ」(ミュージカル座公演)
作曲・編曲・音楽監督:山口I也
作詞・脚本・演出:ハマナカトオル
<出演>
ジェイソン:高野絹也、オリヴィア:伊東恵里、
アンドリュー:伊藤俊彦、チャールズ(消防士):萬谷法英、
バーバラ:向井玲子、ジェーン:藤澤知佳、
ヴィクター:高原達也、オーソン:織田和馬、
マリア:青島凛、ルシール:片岡直美、ゼルダ:松岡美希、
ジョージ・ハキム・キャプテン:本間識章 ほか
そんな訳で、結局、内容は ほとんど分かっていません。
友人と3人で観てたので幕間に説明はしてもらったけど、
知らない役者さんだらけの上に、登場人物多すぎだし(泣)
キャスト表も写真撮ってきたんですけど、正直なところ、
役名言われても、だからそれは誰??状態。
チラシには『戦争と平和』だと書いてあったので、
ある程度 登場人物が多くなるのは仕方ないんだろうけど、
2時間ちょいの舞台で、9・11を題材に使うってのに、
更に何から何まで詰め込んで、どうするよ(^^;って感じ。
多分、3家族の話だったんだけど、義理の息子だったり
幼なじみだったりで、互いもいろいろ絡んでいて難易度高。
更に小さい劇団の宿命とも思うんだけれど、出演されている
役者さんの年齢差が少ないせいもあって、外見で
「母親か叔母」なのか「姉か従姉妹か友人」なのかすら
最後まで区別がつかなかったという末期的状態の人もあり。
ストーリーは、理解した限りではとても安易。
巨大企業の副社長である主人公は、軍需産業なんて嫌だと
いきなり会社を辞める、責任感も状況を見る目もない男だし、
彼と最終的にくっつくヒロインと関係のあった男性は、
2人とも、いきなり爆撃で一緒くたに殺されてしまう。
彼の成長という話の都合上、彼が以前助けたらしい
アフガン人の家族も数分で全滅させられたようだけれど、
直後に彼が歌うのは、♪自分の生まれは何なんだ〜。
そうなると、観ている側としてできることは、
単体で評価していくことだけだったりするのですが、
これはこれで、相当 辛かったかもしれません。
「しゃべって、歌、しゃべって、歌。合間で踊り」。
ミュージカル嫌いがミュージカルを表する、そんな構成。
しかも、こちらが内容を理解していないせいもあるでしょうが、
歌詞が聞こえない歌が多すぎて、なお難易度に拍車をかける。
曲自体は、感動を盛り上げる系なので、うまく使えば、
こういうテーマの舞台には悪くないとは思うんですが、
いかんせん、構成や歌い手に問題がありありなので・・・。
ダンスも、私にはよく分からないけれど、何かとても退屈。
最初から見ていれば違ったのかなと思いながら隣を伺えば、
腕を組んで表情も変えずに椅子から徐々にずり落ちていくし。
悪くない役者さんもいたとは思うのですが、何よりも、
思いつきの脚本と素人レベルのアンサンブルさんたちが、
全てを食い殺してしまったかなという印象でした。
あくまで、半分だけ観た者の感想ですが。
10月31日(金)
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