ID:69077
今日の私
by かずき
[417733hit]
■『CATS』(よく分からない超長文)
ちっちゃくて歯切れのいい踊りだったシャムネコ軍団長。
間違ってるかもしれないけど、ふと気がつくと目で追って
しまってた気持ちのいい踊りをする猫は、多分コリコパット。
スキンブルシャンクスは、踊りとしては惹かれなかったけど、
ヨーロッパの長距離列車の中に乗りたいなー、乗ったら
猫がチョロチョロしてたら嬉しいなーと思わせてくれたので○。
全体的なことも語ろうと思うのですが、
実は、こんなに色々文句垂れ垂れでもとても感動しました。
ただ私にとって今は、『CATS』を観るに特別な時期なので。
実家は、今でこそ12匹飼っているという猫屋敷状態ですが、
17年前までは必ず、拾っても引き取り手を探していました。
その、居着いた最初の猫が、昨年夏とうとう死んでしまい、
お正月、帰省した家族が揃った状態で骨を埋めたばかりで。
たった1人で飼われていた時期が長かったせいか、本当に、
人語ばかりか人の気持ちまで解する特別な猫でした。
「尊敬されてしかるべき猫」の存在を実感しているだけに、
この舞台で尊敬の目で見上げられるオールドデュトロノミー、
彼の音楽が流れる度それだけで、猫たちと一緒になって
長老猫を見上げ、感動で思わず目が潤んでしまう私。
その彼に選ばれたからだけかもしれないのですが。
とにかく最後は、今までで一番響いてきたと思います。
今が楽しくて満足して暮らしている猫たちではなく、
自分に穢れを感じて、ただ一つの救いを求めている猫に
与えられるもの。最も小さき者が、最も高き所に上げられる。
まだ地上の喜びに未練ありありまくりで決して手放せず、
天上の喜びに まみえるなんて まだ当分先だろう自分を
感じながら、猫たちと共にグリザベラの栄光を見上げてました。
実は、ものすごく好きな舞台というわけでもないし、
チケットを取る話になった時も、少し躊躇したのですが、
今観られて良かったかなと思う。最終的に満足です。
(でも多分、『SHIROH』を観終えた友人が言った
「天に召されることこそ幸せって感覚は理解できない」には、
やっぱり、理解してもらえるよう説明できるとは思えません。
「だから『CATS』も最後でどうしても引っかかる」と言われて。
ただ、「今現在の私は、どんな状態でも生きていてこそだと
感じるからこそ、まだ地上にいるのだという信仰なのかも」と、
ぐらいなら何とか説明できるかも。どう?Uちゃん>私信)
01月08日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る