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今日の私
by かずき
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■『新選組!』25話「新選組誕生」
しかし左之助は今回ますます、かっこよかったなー。
いや真っ直ぐ「かっこいい」と表現するには抵抗あるけど、
何をしなくちゃいけないかの判断と対応が、とにかく速いし。
斎藤が立ちはだかった時、急ぎの目的に立ちふさがる
ものは、「仲間」ではなく「障害」だと思い切る速さ。
鴨だけを斬れば良いと考え、後ろから襲われた山南を救い
「戦じゃな・・・、ためらった方が負けなんだよ、先生。」って、
戦いモードに入れない山南の甘さとの大きな差を見せる。
沖田と土方に斬られて倒れた鴨の心臓に、数度 槍を刺し、
確実に絶命させる。これが、戦う者なんだなと思わせる。
この男が、ついていくと決めた相手が、いつも迷い続ける
近藤というのが、彼の本能というか本当に賢いんだと思う。
下手に、局地的判断に優れて 力があるだけに、大局を
読み違って動くと、ある意味非常に危険な人物だから。
でも最近の近藤は、土方の考えに応える際に出てくる
罪悪感などを、「すべては御公儀のため」とすることで
ごまかしてしまいがちな気がして心配なんだよなぁ。
そうやって責任を丸投げする男には、左之のような男は
使いこなせないと思うんだけどな・・・。大丈夫かな?
土方さんは、まだまだ見せ場続行中の感じでした。
「断っておくがこれは単なる仲間同士のいさかいではない。
俺たちの手で新しい浪士組を作る、これはその手始めだ。
これから先、御公儀の恩に報いることができるかどうかは
全てこの一番にかかっている・・・そう思ってくれ」なーんて、
近藤の台詞を丸々取っちゃったような ずるっこさだし。
山南さんは今回は土方との目と目で通じ合うもいいけど、
左之に助けられる直前の、屋外での殺陣がさすがだった。
多分『新選組!』始まって初めての、笑いのない回。
それぞれ皆、彼ららしさを見せて かっこよかった。
前回のようなキーンとはりつめた武士らしさはないけど、
こういう、殺陣の勢いで見るのも時代劇の面白さなのかな。
最初の方の、近藤「そこまでして京に残りたくない」と、
「多摩には返さねえ!皆、お前について来てんだよ!
いまさら 抜けるとは言わせねぇぞ」辺りは辛かったけど、
結構 気持ちよく楽しめた回だったかもです。
06月27日(日)
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