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たむけん日記
by たむけん
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■大きな政府?小さな政府?ほどよい政府?良質な政府?
「小さな政府vs大きな政府」研究会という民主党議員有志の勉強会に参加している。今日はその第5回。講師は東大経済学部の神野直彦教授。
小泉首相はかねて「小さな政府を目指す」と言っているが、例えば、欧米諸国と比較した場合、国家公務員の数は少ないし、国民のために政府が支出している医療費は低い。何を基準にするかで見方は異なってくるわけだが、色々な指標を見て、日本の政府は決して「大きな政府」ではない。すでに小さめの政府とも言えるかもしれない。もちろん、公務員の天下り先となっている特殊法人で廃止すべきものは未だに沢山あり、そういう「ムダ」は徹底的に削らなければならないが、その一方、特に社会保障(医療・年金・介護)にかかる費用はこれからますます増加するのは必至。
神野教授は、社会保障をはじめとする政府が国民に提供すべきサービスは、充実すべきものは充実し、その分、必要な費用(政府の支出)は、国民にしっかりと負担してもらう。有能で有効に機能する「ほどよい政府」を主張している。
この研究会の第1回の講師であった立教大学経済学部の山口義行教授も、同様の趣旨で「良質な政府」を目指すべきと言っていた。
確かに、今、日本の国民の負担(税金&保険料)は、欧米と比べても随分と低い。世界一の少子高齢化社会において、質の高いサービスを提供する政府に対して、国民も納得した上で必要なお金は負担をする、という社会を目指すべきなのだろう。
05月17日(水)
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