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たむけん日記
by たむけん
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■前原代表の訪米・訪中
 前原代表がアメリカと中国を訪問して本日帰国した。将来政権を担うべき政党として、今は野党であっても、主要国とのパイプを築いていくことは重要であり、代表自らが各国を訪問する意味は大きい。
 アメリカでの講演において、集団的自衛権の行使を認める憲法改正を目指すと言ったことが、旧社会党出身を中心とする党内左派の反発を買っていると報道されている。しかし、旧社会党出身(当選6回以上)の議員は9月の総選挙でさらに減っている一方、若手は保守系が増えており、左派、特に旧社会党系のグループはますます少数派になっている現状において、報道されている「反発」というのも、ごく一部の声ではないかと思っている。
 前原代表は、同じ講演において、中国は、軍備を急激に増強していることなど「現実的な脅威」であると言及し、それに中国政府が反発して、前原代表が訪中した際には、主席をはじめとするトップとの会談が実現しなかった。これについては、もし、前原代表が、訪中直前の講演で中国について触れなかったならば、中国政府首脳との会談が実現したとするならば、やや残念に思っている。中国などの他国に対してしっかりと主張すべきところは主張するという前原代表のスタンスは、私も大いに共感しているが、アメリカの講演では少し我慢して、中国に行ってから首脳に対して直接モノ申すことが出来たのであれば、仮にその後二度と首脳とは会えなくなっても、その方が良かったような気がする。
 ただ、そもそも、少々批判的なことを言われたら、もう会わない、という中国のいつもながらの大人気ない態度には、大いに憤りを覚える。前原代表のアメリカでの講演の前文はこちらです。
12月14日(水)
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