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たむけん日記
by たむけん
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■草薙の大龍勢
 今日は、私の事務所がある草薙で最大の行事「草薙の大龍勢」。龍勢とは古代ロケット式花火で、江戸時代から草薙神社で行われていた祭りが、昭和46年に周辺の宅地化等の事情ででいったん中止されてしまったが、地元の方々の努力で昭和59年に復活した。詳しくは「大龍勢煙火」をご覧頂きたいが、竹を材料に、15くらいの地元グループ(1グループに10〜20人)が数ヶ月前から週末をほとんど費やして、手作りをする。龍勢の伝承地は全国に4か所あり(こちらを参照)、その1つの静岡県吉田町のHPに工程が写真入りで紹介されている。私も何度か龍勢製作に参加させて頂いたが、200人以上の方々が、趣味の一つとして活動していることに深い感銘を覚えた。
 草薙の大龍勢は、昼間の部は「龍勢」、夜の部は「流星」と呼ぶ。秘書の田中幸太郎は製作グループの1つに最初から参加させてもらっていて、打上げの際には、私も一緒に発射台へ。前の花火が大失敗(通常、5分の1くらいは失敗する)した後、緊張の瞬間。点火。そして高く高く打ちあがった。大成功!後で聞けば、その日の最高記録420mの高さに上がったとのこと。皆で大騒ぎの喜びよう。
 昼の部、夜の部を通じて、多くの方々とお酒を酌み交わしながら、いろいろな話をすることができた。
 身近なところで、日本文化の伝統継承が市民の手で行われ、地元の祭りとして定着しているのは本当に素晴らしい。
09月20日(月)
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