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たむけん日記
by たむけん
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■岡田克也氏が新代表へ
夜、原よう子事務所で選挙の打ち合わせをしている最中に、妻から「小沢氏が代表辞退」とのメール。菅代表辞任騒動もようやく終って、小沢氏の豪腕への期待感が高まりつつあった中、あまりに突然で一瞬言葉を失った。
新代表は岡田幹事長ということで一致しているとのこと。岡田幹事長は、「ジャスコの御曹司」(父親がイオン会長、兄が社長)としての方が有名かもしれないが、通産官僚を辞職して36才で初当選、今50才。一昨年9月の代表選の際も若手代表として推す声が多かったが、本人が固辞したため、若手グループは野田佳彦氏・前原誠司氏の擁立に動いた。そして、5月14日の日記にも書いたように、一昨年12月、鳩山由紀夫氏が辞任に追い込まれた際に決断して代表選で菅氏と対決。菅代表の要請を受けて、党ナンバー2の幹事長に就任。菅氏を支えることに徹してきた。
昨年7月に清水に応援に来て下さり、ミニ集会でお話しをしてもらったのだが、当時、地元の方々に聞いてみても岡田氏のことを知っている人はごくわずかで、例えばTVタックル等に頻繁に出演している原口一博氏や河村たかし氏の方が知名度が高い(逆に言うと、党のナンバー2の知名度がそれだけ低い)ことに、ショックを受けたことを思い出す。ただ、岡田氏のミニ集会に参加して下さった方々は、「テレビで見るとかたそうだけど、とても気さくだった」「誠実でいい方」と口をそろえておっしゃっていた。
2年前の代表選以前から私がよく口にするのは、「鳩山氏や菅氏がさきがけを立ち上げたころ、2人とも40代半ばだった。96年の旧民主党結党以来、両氏がずっと代表を務めているが、民主党も世代交代・新陳代謝をどんどん進めなければ、自民党を倒すほどの新しいうねりを生むことはできない」とういこと。岡田氏も、あるい意味「もう50歳」。いわゆる「若手グループ」には入っていないし、メディアでも老・壮・青の分類だと「壮」に入るようだ。岡田氏が絶大なる支持を集めるということでもなければ、9月の代表選では、更なる世代交代の動きが強まることはほぼ確実と思われるので、これから3か月で、岡田新代表の真価が問われる。
小沢氏や菅氏のようなハデさは無いが、その誠実さ、実直さ、「原理主義者」とも言われる一徹さが、どれくらい国民の支持を集めるのか、大いに注目したい。政治不信が極まった今、かえってそういう人が国民の信頼を集める可能性があるのでは、という期待も込めて。
05月17日(月)
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