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たむけん日記
by たむけん
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■【小沢一郎氏について】/海野徹25周年記念集会&小沢一郎講演
午後6時半から静岡駅前のアソシアターミナルホテルで海野徹参議院議員の政治活動25周年記念集会。実質的な参議院選挙に向けた決起集会。7月の参議院選挙は色々と複雑な事情がある上(2月12日の日記参照)、会費2万円の資金集めも兼ねているため、どれだけの人が集まるのだろう、と思っていたが、600人以上の方が参加。まずは、牧野聖修衆議院議員、鳥澤県議、原英三郎・静大名誉教授が来賓挨拶。各々の「本気の」熱意が伝わる力のこもった激励の挨拶は、随所で笑いもとりながらなかなかのものだった。そして海野議員のご挨拶。住宅ローン減税といった政策論にまで踏み込んだ訴え。
続いて、小沢一郎・党代表代行が登場。演説を直接聞くのは初めて。海野議員の激励を中心としたコンパクトな演説だった。演説の時間を短くして、参加者と触れ合う時間を重視したためと思う。
昨年の民主・自由合併以来、小沢氏についてよく聞かれるので、ここで少し書いておきたい。
まず何より、強調したいのは、「10年前に自民党を分裂させ、55年以降初めて非自民党政権をつくりあげ、自民党一党政治から政権交代につながる道を切り拓いた。そのことだけでも歴史に残る偉業である」ということ。新生党、そして細川政権が誕生したのは私がアメリカ留学中で、アメリカの二大政党制をとてもうらやましく思っていた私にとっては、希望の光だった。小沢氏の「日本改造計画」に感銘を受け、昨年の民主・自由合併後の街頭演説では「小泉政権が訴えている構造改革は、小沢氏の日本改造計画に書いてあることのほんの一部」と訴えた。正に、10年前の小沢氏の主張は構造改革の原点なのだ。
新生党結成以来、「自民党を内から変えることは出来ない。だから外から変えねばならない」という小沢氏の主張はまったく変わっていない。その主張に私は強く共鳴している。そして、その考えの下ではあったものの、新進党解体(→村山政権誕生)、自自公政権(自由党の与党入り)については間違いであったと後になって率直に反省している。この2件について若干付言するなら、小沢氏は40代から心臓を患い、余命が何年あるか分からないとの思いから、自民党解体を急ぎすぎた面があると思う。
昨年の民主党と自由党の合併は、小沢氏本人にとって、過去の反省を踏まえた上での「自民党への最後の挑戦」との思いが強いはずだ。だからこそ、民主党内部の撹乱要因にならぬよう、目立った活動を控えている。「いずれ表に出てきて、民主党は分裂する」と言う人もいるが、私は小沢氏の思いを信じたい。
私は、留学から帰国後、早速、小沢氏についての本を数冊読んだことを覚えている。一人の政治家についての本を読んだのはそれが初めてだった。当時から今に至るまで、政策・主張に共鳴しながらも、同志・側近といわれる議員が次々と小沢氏から離れてしまうことは、いつも残念に思っていた。これからは、今年9月の民主党代表選以降の新代表を支える名参謀としてご活躍頂ければと願っている一人である。
02月20日(金)
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