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とも蔵日記
by とも蔵
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■減らないコイン
夕飯までかなり時間があったのでゲームセンターに入ってみた。
ちょうどモノポリーのコインゲームに空席がでたので、さっそく1000円分のコインを手に座る。
モノポリーは知っているが、このコインゲーム自体のルールは分からない。
まぁとにかくやってみよう、ということで訳も分からず闇雲にコインを投入。
手持ちのコインが減っては増え、増えては減りながらも、ようやく感じがつかめた。
しばらく夢中になってやっていると、突然ド派手なファンファーレが。
何やら大当たりのチャンスらしいが‥‥
やり方が分からねえし‥‥
これまた闇雲にボタンを連打。
画面上のカウンターは100、200、300と、次々に数が増えていく。
これって上手くいってるのか?奥と顔を見合わせるが‥‥
ついにカウンターは1000を超えた。
「何んじゃこりゃ‥‥」
そして1200枚になったところで『確定』の文字が。
もしかして1200枚当たり?
我々の場所だけがピカピカに光って『Congratulations!』と。
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ
館内には「ただ今、モノポリー・・・・・・1200枚確定」というアナウンス。
どうやら当たったらしい。
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ
止まらぬコイン。
すげぇ。
手元には山のようなコインが。
こりゃ楽しい。
1時間後
「もう飽きた‥‥」
なかなか減らないコイン。
そろそろお腹も空いてきた。
とにかくゲーム機にコインを突っ込む。
そんな時にかぎって『777』が出たりして、またまた400枚追加。
「もういいよ‥‥」
もはや、そこに楽しい時間は存在しない。
このコイン達を消費しなければいけない使命のもと、我々は血眼になって
ゲーム機にコインを流し込む。
やっと終わりが見えかけたその時
な、なんと2回目の大当たりのチャンスが!
「頼むからもう終わらせてくれ‥‥」
この回は嬉しい事に300枚程度の当たりですんだ。
・・・・・・
「もうやめた!」
我々はもう腹が減ったのだ。
訊けばコインは預けられるというではないか。
手続きをとり、コインを預ける。
ゲームセンターを出た二人。
空気が美味しい。
これこれ2時間以上やっていただろうか。
「なんか疲れたね‥‥」
ゲームセンターがこんなに疲れる所だとは知らなかった。
という訳で、我々は使命を全うする事ができなかった。
それにしても、こんな所で運を使いたくなかったなぁ。
とっても複雑な気分だ。
03月05日(日)
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