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ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
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■ポリクリ御一行様、手術室ご案内ツアー
全然機が熟してない伯耕です。どうもこんばんは。




さてさて、今日からまた新たな科にてポリクリスタート。

今週からの科は何気に朝早いので夜型人間としては辛いものです。

昨日の激務から一夜明け、久々に5時間の睡眠時間を確保、

午前7時に起床であります。




寒い部屋で独り寂しくサトウのごはんとインスタント味噌汁。

日本人にはやっぱりごはんと味噌汁ですよね!




でもやっぱり男独りで寂しく朝ごはんよりも、




起きたら暖かい食事ができてる、そんな生活がいいですよね!





なら実家に帰れとか言うな。(←※イター)




そんなわけでやっぱり痛い系炸裂しつつ、

ご飯を食べてシャワー浴びて着替えて京大病院へと向かったのでした。

今日からの科は集合が基本的には8時台、早起きの1週間です。




午前中はこの科の先生による手術部見学ツアー。

京大病院・中央診療施設棟の中核をなす手術部を見学して回りました。

まずは手術部を裏から支える機械洗浄室、器具庫、薬品庫など。

一通り裏方のお話を頂いたところで各手術室を周ってその特徴の解説。

泌尿器科専用、心臓血管外科・移植外科専用、眼科専用など、

使う科によってそれぞれが特徴を備えていることを教えて頂きました。



次に今日は使われていない手術室に入り、電源の説明。



先生「えー、手術室には3系統の電源があります。」


先生「停電時には瞬時に緊急電源に切り替わるようになっています。」



なるほど。確かに手術中に電源ダウンしたら、それは大変な事態です。

それにしても本当に切り替わるのかなあと思っていたところ、



先生「実は昔、もう20年ほども前に、ある病院でですね。」


先生「停電したのに、予備電源が入らなかったことがあったんですよ。」




・・・




そりゃ大変な事態です。。。




先生「しばらく待っても手術室電源は全てダウンして真っ暗。」


先生「病院の事務さんに早く何とかしてくれと頼んだんですね。」





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・・・





けむりっ!!!!




というパニック的状況の中でも執刀医の先生、

なんと懐中電灯を口にくわえて手術を続行し、無事終了したそうです。

それなりに簡単な手術だったとの事ですが、ビックリ。

今から20年ほど前のとある地方病院でのお話、

現在の常識からすると考えられないことですが実話だとのこと。



その後も迅速検査室やら回復室やらの見学も終えたところで

迅速血液検査と急速輸血器の仕組について解説を受けたついでに

総輸血量180リットルという京大病院伝説の手術の話を聞きつつ、

午後11時過ぎに午前中の実習は終了、着替えて病院を後にしたのでした。




相変わらず大学生協ルネで独り寂しくボソボソと飯を食い、(←※お約束)




自宅に戻って独り悲しくカタカタと日記を書き、(←※これもお約束)




午後1時の集合に間に合うべく、再び京大病院へと向かったのでした。

午後はDSU(※日帰り手術部)の見学であります。

同級生からの噂通りの激しく個性的な先生に連れられて班員6人、

専用手術室6室、大型リカバリールームを備えたDSUへと入ります。




そして手術室へと入ってしばし処置を見学していたのですが、




先生A「君たち、昨日は何科を周ったのかな?」


学生A「昨日は日曜日なので休みでした。先週は放射線科です。」


先生A「そうか、昨日は日曜日か。あっはっは。」



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