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ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
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■ハイライトは白鳥の城へ
ビュッフェ形式で久々にがっつり食ったところでしゃべりも盛り上がり、

ふと時刻を見てみればもう午後2時15分前です。




俺「お、そろそろ俺、出発しますわ。」


A「気をつけてくださいね。」


B「乗り遅れないように(笑)。」


俺「いやー、昨日からご一緒できて本当に楽しかったですわ。」


A「僕らも楽しかったっすよー。」


B「またいつか、どこかでお会いできたらいいですね。」


俺「そうですね。じゃあ、お元気で、お気をつけて!」


A「よい旅を!」


俺「はーい、でわでわー。」




昨日から行動を共にしたお2人とはここでお別れです。

ローテンブルグからの電車で偶然にしゃべるようになり、

行き先が同じだったこともあって意気投合したわけですが、

気がつけば2人の名前すら聞いてなかったことを悔やみつつ、

再び独り、独特の空虚感をかみ締めながら駅へと向かったのでした。







フュッセン駅からはローカル列車で出発。





これにて我が旅行のほぼ全てのイベントは終了。

あとは空港のあるフランクフルトへと向けて戻るのみです。

フランクフルトまでは乗り換え3回、5時間半の電車の旅。

ロンドンに到着してから今日まで2週間、

テンション上げて必死で旅行してきたその瞬間の全てが、

すでに過去の思い出となって俺の後ろに続いていることに感慨を覚えつつ、

いつか振り返って懐かしい思い出だと思い出すであろうその瞬間を、

今も自分が刻み続けていることを不思議に思いつつ、

いろいろなことを考えながら夕暮れの車窓を見つめていたのでした。





・・・





そしてフュッセンを出てから約5時間半後の午後7時40分、







フランクフルト着いたー。(←※クタクタ)





てか5時間半の移動はさすがに大変、

ドイツの最南端、国境の町からドイツの中心まで戻ってきました。

駅を出てみればガラス張りの高層ビルが林立するまさに大都会、

まさにドイツの経済の中心都市だけのことはあると思いつつ、

ロンドンともパリとも違う、まさに近代的な大都会を久々に感じながら、

とりあえずは予約してあったホテルに向かい、

一休みしたところで、夕食でも食おうかと夜の街に繰り出しました。







ユーロの総本山、欧州中央銀行





いろいろ探した挙句、本日訪問したのは「Zum Grauen Bock」(※別窓)。

マイン川南側の地区、ザクセンハウゼンの老舗レストランです。

もう慣れたもので男独りでも余裕で入店し、




俺「すいませーん。」


店「はいはい。」


俺「なんかお勧めはありますか?」


店「んー、この『フランクフルトスペシャル』ってのはどうだい?」


俺「お、面白そうですね。じゃあそれを。」


店「はい。」


俺「あ、あと、リンゴ酒ください。」


店「はいはい(笑)。」




というわけでザクセンハウゼン名物のリンゴ酒を飲みつつ、

待つことしばし、いよいよやつが俺の前にやってきました。







フランクフルト・スペシャル(←※大ボリューム)





でか!!!!!ってか全部食えるのか、俺。

ものすごい存在感のリップヒェン(※豚のあばら肉)を中心に、

巨大ソーセージが2本、さらにポテトにザワークラウトてんこ盛り。

リンゴ酒を片手に目の前の食の塊に挑みかかり、

30分ほどかけて何とかやつを撃退することができました。

隊長!任務完了したであります。彼女が欲しいであります!





・・・


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03月12日(月)
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