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ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
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■最後の旅行、そして最高の結末
壇上でしゃべる機会も頂き、最後には6人全員で壇上で社員みんなにお礼。

ひとつの区切りが付いたなーと感銘を受けながら席へと戻ったのでした。




続いて今年大きな功績を挙げた方々への表彰が続き、




そしていよいよ最後の発表となりました。




社「それでは、今から社長賞の発表に参りたいと思います。」


社「文面を読み上げますので、自分だと思った人は前に出てくださいね(笑)。」




今年最も輝いていた人に送られる「社長賞」。

いままで職場で数々の伝説を築き上げてきた方々が受賞された賞です。

最初の文面でその人を表すユニークな文面が挟まれるのも特徴のひとつ。

今年は誰が受賞するんだろうなーと興味津々です。



社「では発表します。」


社「あなたは、ルネッサンス彫刻のごとき肉体美をさらに磨き上げ・・・」


社「・・・過酷なダイエットにも成功しました。」





・・・





一斉に同僚ダビ氏に集まる全員の視線。





社「そして職場においては緻密な仕事で絶大なる支持を得て・・・」


社「ダビデ像を超える最高傑作の仕事を残されることを期待します。」


社「ダビさん、どうぞ前へ!」





全員の注目の中、万雷の拍手で壇上へと上がるダビ氏。





やべー、俺も感動してきた。。。





壇上で男の泪を見せながら賞状とトロフィーを受け取るダビ氏。

同じ医学生、そして同じポジションで一緒に頑張ってきたまさに戦友です。

見る見るうちにこれからの我が科を支えていくまさに大黒柱へと成長し、

いまここで社長賞の栄誉に預かるダビ氏を見ていたら、

いやもう感動して涙出てきました。。。

スピーチを終えて壇上で歓声と拍手に祝福されて感極まるダビ氏、

来年の我が科でも中心となって我が科を盛り立てていって欲しいものです。




ダビ氏の表彰が終わったところで再び社長がマイクを取りました。




社「今年は3人いるんですよ(笑)。」




再び盛り上がる会場。




社「では2人目、発表します。」


社「雨にも負けず、風邪にも負けず、過酷なスケジュールにも負けず・・・」


社「って、これだけでは誰だかわからないですね(笑)。続けます。」




・・・





誰だろ。。。





社「あなたは、日本狭しとラーメン求めて東西奔走されました。」





・・・







!!!!






一斉に俺に向けて集まる視線。






社「その情熱を仕事にも惜しみなく注ぎ、」







社「懇切丁寧な仕事により究極の一品とも言える仕事を展開されました。」







社「できるならば美味しい名物のある地域の病院に勤務され、」







社「その気配りを生かした立派な医師となられることを切に願います。」







社「伯耕さん、どうぞ壇上へ!」







・・・





・・・






万雷の拍手、そして歓声。






なんだかわからん、ってか頭真っ白なまま壇上に上がり、






社長から賞状と金一封、そしてトロフィーを頂いて受賞スピーチ。






やべぇ、涙出てきた。。。






人前で涙が出るってこういうことなんやとどこかで実感し、







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10月21日(土)
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