ID:55189
ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
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■24時間救急車同乗実習
隊長「よし、ならはしご車に乗せてもらえるよう頼んであげよう。」




・・・




は!?(←※想定外の展開)




というわけで俺の知らないところでどんどん話が進み、

登場したのはこの所に配置されたはしご車。

消防士さんが誘導し、俺の目の前にバスケット部分が降りてきました。。。



消「じゃあ学生さん、乗ってもらおうか。」


俺「よ、よろしくお願いします。。。」


消「高所恐怖症とかそういうことはない?」


俺「多分、大丈夫です。。」


消「保安ヘルメットと命綱はもう付けてるね。」


俺「はい。。。」


消「それにしても白衣ではしご車ってのも珍しい経験やね(笑)。」


俺「は、はぁ。。。」





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・・・




怖いぃぃぃ。。。。




というわけで若い消防士さんに誘導されいよいよバスケットへ搭乗。

乗ったら隊長が命綱をセット、上昇の掛け声が響いたかと思えば、




上がる、




高い、




高い!!!




高いーーー!!!








隊長が写してくれました。




わずか1分もかからずに一気に最上部へ。

もう完全に周囲の住宅やビルよりも上に来てしまいました。。。

我に返って眺めてみれば目の前には京都市の遠景が広がっています。

今日は風も少なく心配していた揺れもなし。

隣でバスケットを操作する消防士さんに声を掛けてみました。



俺「想像していたより揺れが少ないですね。」


消「そうですね。今日は風が弱いですからね。」


俺「いやー。安心しました。」


消「なら揺らしてもらいましょうか?」



・・・




やめれ。




そんなわけでその後は消防署の屋根への接地訓練やら、

最高位地での360度の旋回やらを体験させていただきつつ、

何とか無事に地上へと帰還することができました。

手すりにしがみついていた手は汗でびっしょり、

そして固く踏ん張っていたためか足の裏が妙にしびれておりました。。。




その後は事務所に戻り、1度夕方過ぎに救急出動、

夕飯を頂いたところで夜は主に救急と消防についての講義タイムです。

救急と消防、それぞれ両方の責任者によるいろいろなお話、

今までの体験談など非常に衝撃的なものも多く、

救急・消防の重要性についていろいろ考えた講義時間でした。



そんなわけで時間はもう午後11時過ぎ。



救「そろそろ消灯の時間やね。」


俺「あ、ちゃんと消灯があるんですね。」


救「もちろん(笑)。ここから先は出動指令と共に飛び起きると。」


俺「がんばります。」


救「というわけで風呂入って寝てていいぞ。」


俺「わかりました。」




というわけでなかなか広い消防署のお風呂に入らせていただき、

いつでも出動できるように白衣と腕章を脇に用意して、

割り当てていただいたベッドで就寝タイムです。

シーツも清潔、布団もふかふかで思っていたよりも快適。




一日の疲れもあってすぐに寝付いてしまいました。




・・・




・・・




ピーピーピー・・・




・・・




んんん?




救急出動指令、救急出動指令・・・




・・・




のわぁぁぁ!!!(←※不意打ち)





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06月01日(木)
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