ID:55189
ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
[1174364hit]

■ヘタレてまな板の上の鯉
先生「今日はこの中で1人、三叉神経ブロックをされてもらいます。」


先生「どなたかやられてみたい人、いますか?」




・・・




何で一斉に俺の方を見るんですか?




というわけで俺が三叉神経ブロックされることになりました。

術者は班員のA氏、てかマジよろしくお願いします。成功してください。




何気なくマニュアルを読んでみれば、




・注射針を顔面に垂直に、眼窩上切痕のおよそ2cm上に刺入する。

・針先が骨に当たったことを確認したら、薬液を注入する。





ようすんに、額に垂直に、骨に当たるまで針を突き刺せと。





・・・




・・・




正直、怖いんですが。(←※ヘタレ)




・施術後、1週間ほど眼が開けられないほどまぶたが腫れることがある。

・刺入においては誤って眼球に刺入しないよう気をつけること。





・・・




・・・




ひぃぃぃぃ。(←※ヘタレ)




しかしもう決まったからには腹をくくるしかありません。

ベッドに寝かされて班員が見守る中、A氏が術前処置を始めます。





眼をガーゼで隠され、





眼の上の骨の辺りをアルコールの綿で拭かれる感触。





A「じゃ、やるよ。お願いします。。。」


俺「はーい。。。。」





・・・





ぶすっ





・・・





てか、ちょっと痛てぇ。。。





A「あ、終わりました。お疲れ。」





チクっとはしましたが、意外にもあっけなく神経ブロック終了。

同級生に眼の上を骨に当たるまで針で刺されるという

なかなか激しい経験でしたが、時間にしたらほんの十数秒で終了です。




そしてその数十秒後には




見事に額の感覚喪失。




いやもう、圧感はわずかに残るけど触感とか全くわからず。

班員にいろいろなもので触られたわけですが、

鈍い圧感があるだけ、額全体が鈍くしびれた感じの不思議な感触です。

術者の腕が良かったせいか、内出血もなく特に副作用も無し。

俺的にはなかなか面白い経験ができました。しびれてますが。。。

麻酔が消えて感触が戻ってきた午後3時過ぎ、本日の実習は終了です。




病院を出てなんとなく久々に「麺屋○竹」にてラーメンを食い、




だいぶ伸びてきた髪の毛を美容院でスッキリさせ、




大学生協ルネで独り寂しくボソボソと軽めの夕飯を取り、(←※お約束)




いったん自宅へ戻り、準備を整えたら雨の中再び医学部へ。

毎週水曜日は医学部図書館にてケーススタディー勉強会であります。

本日はN氏による細菌感染症のプレゼンテーション。

俺的には全くスルーの勉強分野だったのでなかなか面白かったです。

なかなか今日はテンションも高く笑いあり勉強ありで充実。




そして午後10時過ぎ、医学部図書館前でお別れして、

俺はコンビニで明日の朝飯を買って帰宅したのでありました。

自宅ではひたすらに仕事に追われながら気がつけばこんな時間。

今日はここまでであります。

02月15日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る