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ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
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■ヘタレてまな板の上の鯉
先生「今日はこの中で1人、三叉神経ブロックをされてもらいます。」
先生「どなたかやられてみたい人、いますか?」
・・・
何で一斉に俺の方を見るんですか?
というわけで俺が三叉神経ブロックされることになりました。
術者は班員のA氏、てかマジよろしくお願いします。成功してください。
何気なくマニュアルを読んでみれば、
・注射針を顔面に垂直に、眼窩上切痕のおよそ2cm上に刺入する。
・針先が骨に当たったことを確認したら、薬液を注入する。
ようすんに、額に垂直に、骨に当たるまで針を突き刺せと。
・・・
・・・
正直、怖いんですが。(←※ヘタレ)
・施術後、1週間ほど眼が開けられないほどまぶたが腫れることがある。
・刺入においては誤って眼球に刺入しないよう気をつけること。
・・・
・・・
ひぃぃぃぃ。(←※ヘタレ)
しかしもう決まったからには腹をくくるしかありません。
ベッドに寝かされて班員が見守る中、A氏が術前処置を始めます。
眼をガーゼで隠され、
眼の上の骨の辺りをアルコールの綿で拭かれる感触。
A「じゃ、やるよ。お願いします。。。」
俺「はーい。。。。」
・・・
ぶすっ
・・・
てか、ちょっと痛てぇ。。。
A「あ、終わりました。お疲れ。」
チクっとはしましたが、意外にもあっけなく神経ブロック終了。
同級生に眼の上を骨に当たるまで針で刺されるという
なかなか激しい経験でしたが、時間にしたらほんの十数秒で終了です。
そしてその数十秒後には
見事に額の感覚喪失。
いやもう、圧感はわずかに残るけど触感とか全くわからず。
班員にいろいろなもので触られたわけですが、
鈍い圧感があるだけ、額全体が鈍くしびれた感じの不思議な感触です。
術者の腕が良かったせいか、内出血もなく特に副作用も無し。
俺的にはなかなか面白い経験ができました。しびれてますが。。。
麻酔が消えて感触が戻ってきた午後3時過ぎ、本日の実習は終了です。
病院を出てなんとなく久々に「麺屋○竹」にてラーメンを食い、
だいぶ伸びてきた髪の毛を美容院でスッキリさせ、
大学生協ルネで独り寂しくボソボソと軽めの夕飯を取り、(←※お約束)
いったん自宅へ戻り、準備を整えたら雨の中再び医学部へ。
毎週水曜日は医学部図書館にてケーススタディー勉強会であります。
本日はN氏による細菌感染症のプレゼンテーション。
俺的には全くスルーの勉強分野だったのでなかなか面白かったです。
なかなか今日はテンションも高く笑いあり勉強ありで充実。
そして午後10時過ぎ、医学部図書館前でお別れして、
俺はコンビニで明日の朝飯を買って帰宅したのでありました。
自宅ではひたすらに仕事に追われながら気がつけばこんな時間。
今日はここまでであります。
02月15日(水)
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