ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7753、閑話小題 〜蒟蒻長屋の面々… 久々の登場 ーE
  * プーチンの独りごと
 独裁者、とりわけ歴史上にのこる独裁者の孤独は想像を絶するのだろう。
特に、暗殺を得意技としたプーチンのそれは… いつ何時、暗殺の危険が覆い
被さる可能性があるため、頭の中は粛清のリストつくりで満ち溢れている。
暗殺を業とすると、実際のところ日々が地獄。…生きて地獄、死んで地獄。
恐らく…死んでも死にきれないと思うよ。スターリンを例えると、あの男に
シベリア送りされて、家族がバラバラになり、今でも宙に浮いて漂っている。
それが数百万、数千万が今でも漂っている。 己の魂は、癒されないのは当然。
私の観たては、魂の芯をやられている死に病。本人は年内だろう。現在のところ、
まだ余力があるようだが… 現存する世界を支配する資本主義者は、時代を
上手く乗越えてきた。しかし、これも時間の問題で、次の時代まで生き延びら
れる保証は全くない。 プーチンも然り、あと半年、如何に活きるべきか、

 何やらウクライナの大統領の方が生き生きしている。哀しいかな、役者は
喜劇役者の方が数段は上である。死に場が今、と覚悟が現われているからだ。
何やら、浮ついているのがプーチン。 落ち着いてるのウクライナ大統領。
笑いの方が、恐怖より遥かに強いことを、二人は教えてくれる。

・・・・・・
7403,シネマ観賞 〜『ファーザー』
2021年05月22日(土)
   * 呆けの悲しみ
 さて、今週は何をみようか、コロナ禍の中、それを理由に延期かと、上映中の
映画を検索すると …認知症の父親と娘をテーマにした『ファーザー』があった。
私の母親が5年半ほど、軽い認知症を患い、亡くなっていった。ある姉が、その
実態が理解できずに辛辣な干渉をしていたが、連れが数年前に認知症の病を経て
亡くなっていった。これだけは、実際に経験しないと、理解不能の事が多々ある。
悪化したり、平静だったり… 娘が帰省して団欒している時と、妄想に捉われ、
錯乱状態の差は大きい。友人や知人が遊びに来た時は普通だが、誰かが玄関先に
訪ねてきて見えない誰かと話している姿は鬼気迫るものがある。還暦を過ぎると、
何割かが、痴呆症の傾向が強くなるというが… 家庭内の空気が鉛のように、
重くて、息苦しい。息子二人の中・高校生が同居していたため、助けられた!
そろそろ自分の問題に成りかけているが、まだ大丈夫のようだ。

≪ ロンドンで独居生活を送る81歳の主人公、アンソニーに認知症の症状が現れ
 始める。家の様子が異なって見えたり、娘と他人の区別がつかなくなったり。。
それらは、アンソニーの知覚と視覚を主体として映像にしたものであり、他の
映画がよく用いる、年老いた夫や妻、父や母が近頃妙なことを言い始めた、
というような他者の目線ではない。そんな状況を客観視した映像、つまり現実の
描写も多用されるから、観客はアンソニーと共に混乱を来していく。そこが、
この映画の凄いところで、認知症の恐怖が決して他人事ではなくなるのだ。
 そうして明らかになるのは、自己崩壊を目の当たりにする本人こそが、側で見
守る誰よりも切実で孤独だということだ。アンソニーの視覚に合わせて変えられる
部屋のインテリアや、娘を演じるオリヴィア・コールマンと瓜二つのオリヴィア・
ウィリアムズのキャスティング、そして、世界中で上演された自らの舞台劇を映画
に置き換えた監督、フローリアン・ゼレール、ゼレールと共に脚色を担当した
クリストファー・ハンプトンの筆力もさることながら、自分と同名の主人公に
老いの真実を注入するアンソニー・ホプキンスの、観客諸共絶望の闇に連れ込む
ような怪演ぶりには圧倒される。 今年のオスカーウィナーはそう、名演と言う
より怪物的。ハンニバル・レクターは83歳にして依然、魔力に満ち満ちている。≫
 
 ――
▼ 同級会などで
 認知症に成りかけと思える人を見かけるが… 恐ろしいのが、そのことに、全く
気づいていないこと。 75歳の認知症の壁が、それぞれに見てとれる。 
私も当時、病をえて倒れてニケ月も入院したが、今から思うと人生の山(底)場!

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05月22日(日)
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