ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7633,閑話小題 〜読書日記 ーじじばばのるつぼ
           『じじばばのるつぼ』 :群ようこ著
   * 適度の言訳は人生の妙薬にもなりうる
 数日前に76歳の誕生日をむかえ…『何とまあ、よくぞ、ここまで!』が実感。
10数年前に身近な人たちに、自ら『75歳の寿命』を宣言したが、それまで20年
近くは、1〜2年に一度は、一日かけて、健康診断をしたいたが、自ら
『75歳の寿命説』を宣言した。その結果… 歯医者以外は薬で済まし、あとは
野となれ山となれ…<死ぬのは死ぬ。助かるのは助かる> と。
多くは、鳩に鉄砲という感覚だったような。医師の診断は、その業界に有利の好い
加減な基準。私が超中学生の頃の血圧は、年齢+100だったのに、今では年齢−10×100である。血糖症の数値も、基準が変わっていた。予防もあるとしても、好い
加減なことはたしかである。毒には毒を盛って制するが基本。 その毒が、違う
器官に対する思惑無しで、一服盛られる。間接薬殺になることは、お構いなしが、
この国の方針…
 それは医薬だけでなく、スーパーで並んでいる食品の全てとくれば、何おか
いわんや。好きなものを、好きなだけ食べてそれで末期ガンを発見されて、
自然死の方を選択するのも、死に方(生き方)である。『ジジババのるつぼ』は、
老い先短いジジババの顕わな生き様として、周囲を呪うでなし、淡々と自らを
冷笑して過ごすのも一手。
 ――
 <内容・説明>
:駅のホームでは素知らぬ顔で列に割り込み、スーパーの店員に難癖をつけ、
喫茶店で猥談に花を咲かせる…。街中を見渡せば、至る所でパワーを持て余した
じじばばが周囲を振り回す姿が!エッセイの名手が贈る、じじばば観察記録。
呆れて、怒って、でも何だか笑っちゃう?痛快デトックスエッセイ

 ;Amazonのレビュー;
 Reviewed in Japan on December 12, 2020Verified Purchase
◉ 相変らず鋭い観察眼!私の知人に、その場で話された言葉をつらつらと記憶し、
後になってほぼ丸々再現できる人がいます。 あの時誰がどういったという
ような話になった時、○○さんが「〜〜」△△君が「〜〜」と言って…などと、
脚色・主観・盛りなどということなく、レコーダーのように、色のついてない
言葉が口からほぼそのままこぼれてくるのを皆感心しまくって聞いている
のですが、多分群さんはそういう人なんだと思います。

◉ 昔から群さんについては凄い記憶力と言ったような聞こえが高かったので、
その鋭さは変わらず周囲へのアンテナとして、自分たちならするする忘れてしまう
ようなことまで拾っていらっしゃるからこその、今までの稿量ではないでしょうか。
こんなことに遭遇するはずない、と言った評価🄱は、個々人の主観というか思い
込みによるものでしょうね。

◉ ○○のるつぼシリーズは、今まで男性について、女性について書かれてきて
いて、その度面白く読ませていただきましたが、今回前にもまして面白く読ませて
いただきました。ひどい悪口ばかりという評価があるのは、読者が今まで自分
とは関係ない、つまり自分はそんな「変な女性や男性」ではないからと自分から
距離を置いて考えることができたので、自分への「悪口」とは思わずあははと
笑って読むことができたのだけれど、「老い」というのは皆等しく迎えるわけで、
自分もその仲間として考えざるを得なくて、ひどい悪口を言われたような気になる、
つまり多少なりとも思い当たる節に自分の心の奥で気づいて、ドキッとし、
そしてひどいわ、となるんじゃないかと思います。

◉ 親だけでなく自分の重ねてきた年月考えると、あー親もそんなところあるな〜
とか、自分もそうなっちゃうかもと、ちょっと離れて考えると、物凄く面白く
読めた一冊でした。悪口というよりは、群さんご自身についての自戒ではないで
しょうかね、ジジババと書く方が、「老人」と書くより私は冷たくないとおもい
ますね。ユーモアあふれてる人なら大笑いする一冊ではないでしょうか。
つまり自分を笑う事の出来る人、ならという意味です。お薦めします。

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01月20日(木)
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