ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7098,読書日記 〜『ゴリラからの警告』 〜2
        <ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」 
                       山極寿一(著) >
    * コロナ禍にゴリラから学ぶ
 現地点から人生を振返る以前の自分は、『ゴリラ』みたいな存在! 
大学を含めた学生時代は、社会に出る前のゴリラに対する、人間社会に出る前の
執行猶予期間。そこで、自分の立場から幾らかの高みから社会というジャングル
から離れて見つめる知識、経験が必要とされる。アルバイトに、旅行、文学など
様々な愛好会に入って、広く浅く、狭く深く世界というジャングルを垣間見る
時節になる。幼稚園の砂場と同様… 学生時代は、非常に大事な時節。
人間の大元のゴリラこそが、自身の真の姿。このコロナ禍も、異常に過大化した
ロゴスが齎した災い。地球上の人間半減化への序曲とも解釈される。
 
   〜Amazonの読者読者の投稿が解りやすい!〜
≪ ◉ 第二章は教育論で、特に大學とは何の様な所か、何を目指すべきかがテーマ。
 大學はジャングルであり、創造性という點で學問は藝術と相通じるという指摘には
納得させられます。確かにジャングルなので野垂れ死な無い様に、捕食されない様に、
毒草を喰らわない様にして必死で生き抜かねばなりません。
真の大學とは誠に厳しい世界ですね。此の第二章が一番勉強に成りました。

◉ 第三章は時事的な話題が集められて居ます。1、2章と比べて結論や方向性を
 あまり明確にしない傾向が感じられます。一番注目されたのは「シートン再考記」
(193頁〜)の中で、日本人が育んできた自然との共生文化が有ったからこそ我國で
霊長類の研究が発展し我々は多くを學べた、という指摘。此れからも大切にしたい
ですね。 …芥川の桃太郎の話は、芥川の事ですから其の深層は書かれて居る字義の
通りでは無いでしょう。此れも半分屁理屈なのですが、鬼は皆殺しにされるのでは
なく、生き残って恭順した鬼はその後仕返しに転じますから、厳密に言えばゴリラ
達に当て嵌まらない様に思います。本章では人と人との絆という観点からグローバリ
ゼーションに触れて居て、其の点は依存有りませんが、グローバリズムとなって
しまうと逆方向になってしまいますので要注意です。
第一章で指摘されて居るテクノロジーの問題も、テクノロジー其の物では無くて、
其れを利用する経済イデオロギーが原因でしょう。≫

 ――
▼ ホモ・サピエンスが、その特性のロジックを駆使して大自然を利用して
 地球を破壊するほど文化、文明を発展させてきた。それもオゾン層の破壊など、
限界に達して、大自然の反撃にあったのが、ここで発生した大地震、台風、
火山の噴火など。これに、このパンデミック。これらは一連で繋がっている。
だから、コロナ禍の行く末を考えると、悲観的になる。
一万年、いや数百万年スパンの問題だから。人間の文化、文明の問題から
問い直す課題になるから… 環境問題である! ゴリラの特徴に徳性がある。
ロゴスの異常の発達が、その特性〈徳性)を弱めてしまった! 
 都会の住人から見れば、地方出身の学生は服を着たゴリラそのもの。
そこから抜出すに数年はかかる。その±を、彼らは過剰ロゴスの異常さを知り
尽くしているため、友人のメンバーに入れる狡猾さがある。
 その都会のあり方が、根本から問われているのが、このコロナ禍。
それは簡単に答えなど、返ってこない大問題!

・・・・・・
6368,閑話小題 〜長岡弁に魅せられて ー2
2018年08月20日(月)
  * 「が」と「〜すけ」の多用が特徴
「長岡弁」のキーワードでネットサーフィンをして、驚くのが多さ。
次々と限りなく出てくる。街中で育ったこともあって、比較的訛りは少ないが、
それでもあるある。必死に消し去るのに苦労した「長岡弁」を改めて凝視するのも
恥ずかしいような気がする。とはいえ、それらの言葉が、心、魂の故郷のような。
違和感もないが、親しみも何も感じない「長岡弁」。言霊は訛りの中に染みつく。
  〜以下はネット検索による〜
≪ ex: 

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08月20日(木)
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