ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7073,閑話小題 〜再び、尊厳死の問題が…
   * ここで再び「尊厳死」問題が
 この数日来、医師二人の尊厳死の是非に関わる問題が浮上してきた。
利益目的の殺人というが… このコロナ禍の中、イタリアで、医療崩壊で、
延命の選択があったと報じている中で、タイミング的に疑問が残る。
充棟な事態から生還してきた証言によると、それは想像を接するほどの
苦痛を伴うという。助からないのなら、早々に、苦痛地獄から救うのも、
一つの治療。 
 ―
≪ (ALS)の女性患者に対する嘱託殺人の疑いで医師2人が逮捕された事件で、
殺害された女性の遺体から、鎮静作用がある「バルビツール酸系」の薬物が
検出されていたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。
 容疑は共謀して、林さんから自身を殺害するよう頼まれ、昨年11月30日
午後5時半ごろ、林さんのマンションを訪れて致死量の薬物を投与し、
急性薬物中毒で死亡させた疑い。≫
 ―
▼ 安楽死は人類永遠の問題。様々なケースがあるため、一概に善し悪しの
 断定は出来ない。 私は、安楽死の肯定派。…ある段階から、生かすために
拷問の様相になるが、それでも延命第一の治療を崩すことはないのが現代医療。
自身を考えると、熟睡状態からの自然死が望ましい。死ぬ時は死ねばよい!
何度もテーマにしていたが、なる程、本質は捉えているが…。
 
――――

≪2020年01月17日
  閑話小題 〜<「医療業界」では、死は敗北>の過ち
   * 死は敗北ではなくて、完成 ! 
 現代の世界通念では、<死は敗北>となっている。だから「生死の質の問題」
に微妙な反応を示す。目先を胃婁の付けて生きる方が、自然死よりも優先する
ことになる。長生きを希望するのは、現在の健康状態が前提にしてだが、そう
はいかない。胃婁を付けて生かそうとするのは、その方が病院経営に有利のため。
そこには本人の人生は加味されない。生前に当人の人生戦略の話などもっての外。
 SJでエアロの順番待ちや、一時休憩のベンチで坐っていると、持病と、手術
の経験談が聞えてくる。そして、血糖値や血圧などの検査値の話に及ぶ。
欧米の特権階級は、さておき、一般人たちが毎年、検査をする国は日本だけ。
医師会の政治力が、この歪な状況をつくりあげた。未病まで探しだし薬漬け。 
当人や家族は医療システムを妄信してか、疑おうとしない。果たして死は敗北
だろうか? 死はあくまで生の一環で、人生の完成である。 生者必滅。
死ぬべき時には死なせるのが医療では? ≫

≪ 「安楽死」の選択  
  2019年8月1日 第31号
   * 何とまあ、生々しい
 これだけ普遍的問題に対して、安楽死の問題が、不思議なことに、世界的に
認められてないこと。誰も直視したくないし、その現実から可能な限り避けて
通りたい問題。「人が死を恐れるのは、充実した人生を生きてこなかったため」
というが、充分に生きたとしても、この精神的、肉体的苦痛は避けて通れない。
誰もが独り苦痛を味わって、それを持って消えていくしかないため、死者の願い
が無視され、元もと無かったに等しく取扱われる。延命治療の不自然死が求め
られる時代。死にいく者には、あまりに厳しい。
  〜前回よりつづくが生々しい〜
≪ ◉ 実施の要件を満たしているとの医師の判断により「安楽死」が行えること
 になり、当日「安楽死」を行う施設に到着すると、再び実施の意志が確認され
点滴の準備が始まります。致死薬の開始は自らが行うため、手順の説明を受る。
点滴を始める前に、警察に提出するためのビデオが撮影され、氏名、生年月日を
確認し、「安楽死」を希望するかを再度、尋ねられます。すべての準備が整った
時点で、自分で点滴を開始すると、数分ほどで死に至ります。立ち会った医師に
より死亡が確認され、すべてが終わります。日本では「安楽死」が認められて
いないため、死後、遺体は火葬され、その遺灰は川に散骨されたそうです。

◉ アジア諸国の中では、台湾が終末期医療に関わる治療選択の先駆けとなっている。

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07月26日(日)
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