ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7066,閑話小題 〜コロナ禍後の行末は 〜3

 今回のパンデミック禍が、100年前の、それより小さい規模と誰が言えるのか。
第一次世界大戦+経済恐慌+第二次世界大戦の規模なら、人類滅亡も視野に入れ
なければならない。 …トランプ、プーチン、習主席の顔ぶれがあまりに悪い! 
「第二波」シナリオの可能性ゼロというが、そうだろうか? 筆者を知らないが、
立場が言わしめているのだろうか。その中で、日本の感染が世界の先進国に比して
異様に少ない。異様な位に潔癖な清潔な生活習慣が、そうさせているのか。
リタイアの身分が、幸いしているが、前線の悲鳴が聞こえてくるようだ。
中小・零細企業だけでなく、大企業も例外なく人員整理が始まる。
 社会問題が、これから表面化する。

 ≪  * 「第二波」シナリオ
 未来のシナリオ:現在の都市封鎖が緩和されると、すべてが元通りになった
ように見える。ときどき局地的に流行したり、引き続き多少の感染者が発見された
りするが、基本的には今にも消えそうな小さな炎のようなものになる。しかし、
季節性化し、秋が到来すると、だれも予測せず兆候も見えていなかった予想外の
第2波が突然襲ってくる。そう、あのスペイン風邪のときと同じだ。
市場と多数の政治家が想定していると思われる実現確率:0%。
現実的な可能性:筆者もこのシナリオが現実になる可能性は非常に低いと思う。
 ―
  * 「連鎖」シナリオ
未来のシナリオ:これは、まったく別のシナリオというよりも、上記のシナリオ
の二次効果。「連鎖」シナリオでは、新型コロナウィルス感染症が引金となって、
まだ最初の危機に対処している間に、連鎖的に別の重大な危機が発生する。
例えば、米国で今年11月の大統領選を延期しようとして、憲法の危機が引き
起こされ、米軍の介入が必要になるといったことが想定される。他にも、食料
価格が世界中で高騰した結果、多くの国々で食糧不足、暴動、革命が起こる
可能性もある。あるいはブラジル、ロシア、インドなど、新型コロナウィルスの
被害が特にひどかった国が崩壊するかもしれない。
市場と多数の政治家が想定していると思われる実現確率:0%。
二次効果はそもそも市場や政治家が制御できるものではない。 ≫

 ――
▼ 宿泊業を30年間、実業して会社清算を10年前にした経験から、これが如何に
 大打撃かを肌身で染みているため、悲観的になる。バブル崩壊、9・11テロ、
湾岸・アフガン戦争、地元の中越地震、柏崎刈羽沖地震、リーマンショック、
東北大震災と次々と大波が押し寄せて事業断念をしたが、これには30年スパンが
あった。しかし、このパンデミックは、それが、あっという間に押し寄せてきた
ため、ただ楽観論を信じざるを得ない。「赤信号、皆で渡れば怖くない」の
バイアスが支配的。赤信号ではない、これは。バブル崩壊から10年間で、23の
都市銀行が、3つまで減った。首もと過ぎれば… 考えてみれば、よくぞ乗越えた!
その間に日本の経済力は激減。七転八倒。 こうなると、この経験が生きてくる。
声高だけに、この危機について書いているが、45年間の創業人生を生きてきた身。
様々な津波が押しては曳いてきた。そのどれよりも、これは遥かに大きいため!
 誰も、パンデミックに巻き込まれるか否かは、個々人に平等にある。それでも、
余裕が有るかで天地ほど変わってくる。 この7つのシナリオが、時点を変えて
くるのだろうが… 昨日、図書館に返本のため行くと、土曜日に関わらず人数が
皆無。…考えてみれば、これが当然。年金生活もあり私の感覚が鈍い!ということ。

・・・・・・
6699,閑話小題 〜反語法
2019年07月19日(金)
        『オリガ・モリソヴナの反語法 米原万里(著) 』
 面白い本である。以前、図書館で借りた『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』
の姉妹書と位置付けられる内容。『反語法』は、確か50年前の学生時代に知った
思考法で、誰かに誤解されてから注意をして使ってきたが、知らない人は、何に?
と眉をたてるだろう。右翼が、時の総理・竹下登に対して街宣車で褒め殺しに

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07月19日(日)
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