ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7014, 閑話小題 〜都会の否定の視野
* 「都会」に対する哲学者の根本的な問い
都会とは、3密と移動手段が最適に結び構成され、その機能故に人が集まり、
効率的に移動できる<集中と移動空間>。 それが、急にマイナスに逆転し、
新たな価値観で再出発しましょう!…と言われても、ただ茫然とするしかない。
このパンデミックで再認識されたことは、都市と国家のありかた。
旧来から、『田舎の読書より、都の昼寝』と言われる由縁は、全国、そして
外国から異種雑多な人、情報などに触れることが可能なため。自身を振り返ると、
シェアハウスのような寮生活、クラブ、ゼミ、海外旅行と、刺激の強い外気に
触れることが出来た。この時節の都会生活の刺激は、あまりに強かった。
都会そのものの否定も、肯定も、その中で経験した。パンデミックは、都会の
根本的な問いを投げかけてきた。神からの根源的な問いかけと言っていい。
〜そこで、ネットで、その意味(価値)を検索すると…
≪ 新型コロナウイルス感染のパンデミックに伴い、各国は不要不急の外出を
控えるよう国民に求めたり、強制的な都市封鎖を実施したりといった対策を
実施した。こうした大きな変化の中で人々が持つ「都市空間」への感覚に変化
が生じている。都市とは単に建物が建ち並んでインフラが整備されているだけ
の空間ではなく、その場所に住んだり他の場所からやって来た人々が行き交い、
働き、交流し、移動することで成り立っている。
パンデミックは他人と同じスペースを共有するという都市生活における基本
を脅威に変化させてしまったため、人々と都市のつながりを根本的に破壊して
しまったとマシューズ氏は指摘。
「多くの都市居住者は、COVID-19のパンデミックに応じて場所の感覚を再定義
しています。このパンデミックの後、私たちは自分たちの都市を以前と同じよう
に見ることはできません。私たちの認識と優先順位は、もしかすると恒久的に
変わってしまう可能性があります」とマシューズ氏は述べ、パンデミック後は
実用的な面だけでなく、哲学的な面からも都市のあり方を再考する必要がある
と主張しています。パンデミックが収束した後も完全には消え去らない可能性
があるため、都市生活における継続的なリスクとして存在し続けるかも。
マシューズ氏は、「変革をもたらすストレッサーが都市を直撃すると、
これまで遠く離れていた心配事が差し迫った脅威となります。かつては信頼
できて快適であったものがもはや存在せず、私たちの行動はこれに応じ変化し、
時間と共に私たちが持っている『場所の感覚』を再考させます」と述べた。≫
――
▼ 45年前に<創業を目指す!>と小さな志をたて、9年前に、かくもアッサリ
終わりを遂げた。残ったのは充実感と、諦念。どのみち、同じでしかないと、
内省をするしかない。現在、大多数の人が、経験していることを9年前に味あい、
再体験をしているような… ? 都会生活に近い状態が7割方というが…
その多くは、根本的な自問自答を始めたのだろう。そして当分は、都会生活から
の租界も真剣に考える時節。首都圏は、今日、明日あっても不思議でない、
直下型地震もあり、日常が何やら不気味な不安が満ちている。如何に、危ない
状況というのが… 先行きの年金生活も、確かな状況でない。都会生活って、
何だろう? 合理的に、密集し、密接し、密室の間を、合理的に移動する日々。
この何気ない生活を良しとするか、否とするか。人それぞれの体質がある。
21世紀とは、都会生活の否定から入った! ということですか。
都会の学び…? それとも田舎の昼寝…? 租界生活…?
・・・・・・
6647,閑話小題 〜今場所は、まずまずですか!
2019年05月28日(火)
* 大相撲、今場所の雑感
◉ 何時のことだが、初日と、千秋楽と、その前日の取組が、何とも必死さが
伝わり面白い。千秋楽に近づくと、10両下位と、幕下上位陣の力士の入替え戦が
組まれる。これは「前に立つか、後ろに回るか」の、シリアスの立場の交代戦
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05月28日(木)
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