ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6892,閑話小題 〜マンフォールの『愛の賛歌』
     
    BS1スペ「ボルトとダシャ マンホールチルドレン20年の軌跡(前・後編)
        〜人生を変えた女性! 遂にどん底から這い上がった2人!〜」
   * マンフォールの浮浪者の子供たち、その後
◉ 1998年、ウランバートルのマンフォールに住む浮浪者の少年・少女の
ドキュメントに衝撃を覚えたが、20年後の続編(前・後編)2本立ての録画…。
 その後の3人の生き様と、その1人の薄幸の女の死に様がドラマそのもの。
物語は、以前より更にデープの展開に驚かされた。貧困ゆえの哀しさが、そこに。
 両親のトラブルで行き場を無くした彼らの姿が気の毒。最悪の環境の中で、
何とか生きる姿は何度も涙を誘う。その極限から逃れるため、アルコール依存
になり、折角つかんだ幸せを自ら破壊する姿。マイナス回転の破壊の威力は甚大。
2人の少年と1人の少女の3人の葛藤と、自滅、そして、再起が、そのままドラマ
仕立てのように展開される。 
 妻になったマンフォール少女の子供に会いたいという男の切望に負けた妻が、
子供に一時間限定で合わせる… ところが、その直後に「何で一時間だけか」と、
妻に迫り殴りつける。アル中が成せる業。2人男は現在は普通人と同じような
生活をおくっているが、片割れは、現在でも1人に頼っている。 
 その少女がマンフォール出身と家族に知られて、娘を奪われ、家から追い出され
てしまい、マンフォールで死体で発見される。 …これでは、少年院、刑務所生活
の方が良いのでは?と思いたくもなるほど極貧。
 ―
◉ 人生には地獄の釜は、煮立って落ちてくる輩を待っている。
 創業で、まず考えるのが失敗の時の身の処し方。そこを固めておいて、
次のステップに入る。父親がビジネスにおいて慎重であった。太平洋戦争で
戦災にあって多くを失い、創業を始めた環境の中で生れた。子守歌代わりに、
聞くのが倒産、夜逃げの話。一つ間違えば、一家が路頭に迷う中で、何とか
日々の売上で、一家が日々、過ごしていた。子供ながらに、その危機感は尋常で
なかった。私の3子の魂は、そんな中から生まれた。だから自分が、その立場に
おかれた時、フッと振り返ると、一策、二策が創業時のプランに、会社と個人の
ラインを明確に一線を隔していた。それと身内と親戚を社内に入れないとことも… 
その土台がなければ、夜逃げしかない。  弁護士曰く… 
< 倒産には、綺麗、汚いではなく、良い倒産(父さん)と、悪い倒産がある。
 せいぜい70点が合格点。満点はもちろん、80,90点は、無いと思ってよい。 
ただ、淡々と、合法的に手順を踏めばよい!>  弁護士にとって、絵に描いた
ような良い案件?  不動産絡みで、物件処分の手数料が苦労なしで入手可能。
NO2だった人が、元銀行マンと間違えられるほど事務関係は完ぺきだったのも
助けられた。それも、一つ間違えると、債権者から告訴されて、後あとの問題が
残るのが常。 「事前の一策は、事後の百策に勝る」があればこそ。
 ―
 多かれ少なかれ、人生はマンフォールの住人のようなもの? 愛があるか、
無しかの問題になる。赤裸々の犬コロのような生活の中にも、ドロドロの愛情が
垣間見えるのが救いである。 見方によれば、実は3人の『愛の賛歌』でもある。
薄幸の女性のマンフォール内の孤独死。その時に何を思ってか? 子供の頃の
3人のマンフォール生活の温みを独り抱いて、永遠の彼方に消去っていったのか。
彼女こそ神の概念が必要では!  考えさせられ、見応えある内容だった。

・・・・・・
6527,閑話小題 〜小さな恐怖症
2019年01月27日(日)
   * 1〜2割が「対人恐怖症!
 都会に出た時に、まず視線恐怖症になり、人混みに入るプレッシャーと、
お店の食事が苦痛だったが、1〜2年で、自然に解消していった。しかし、
スーパーや図書館で無言で対峙するのが非常に苦痛だったが、全てが65歳の
事業清算で、消し飛んで行った。誰もが、小さな恐怖症を人知れず持っている。
40年近く、面接するサイドで、多くの人を見るにつけ、それぞれが、それを

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01月27日(月)
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