ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6675,読書日記 〜『極上の孤独/下重暁子著』
               『極上の孤独/下重暁子・著』
   * リッチな孤独者
16世紀スペインの神秘主義詩人、サン・フアン・デ・ラ・クルスの詩
{孤独な鳥の条件」が、「はじめに」に紹介されている。
 〜孤独な鳥の条件は五つある
第一に孤独な鳥は最も高いところを飛ぶ
第二に孤独な鳥は同伴者にわずらわされずその同類にさえわずらわされない
第三に孤独な鳥は嘴を空に向ける
第四に孤独な鳥ははっきりした色をもたない
第五に孤独な鳥は非常にやさしくうたう
 孤独死を発見された問題になった大原麗子は、この言葉を自筆で
スクラップブックに書いて部屋に置いていたと…
 
 孤独者には、人間関係に不器用な孤独者と、逆に孤高を保ちたいタイプある。
彼女は、後者のようだ。
  〜「はじめに」が概略で理解しやすいため、全文を書き写す〜
≪  「はじめに」
「孤独」をどう受け止めるか。人によって様々だが、「淋しい」「いやだ」
「避けたい」というほうが日本では多い気がする。
逆に、ある種の人たちは「孤高」「自由」「群れない」などを連想して「孤独」
に惹かれ、一種の憧れすら抱く。私もその一人である。
 私は小学校二年で結核にかかったのだが、当時はまだ特効薬もなく、二年間、
自宅の一室で栄養をとって安静にしているしかなかった。友達と遊ぶこともなく、
否応なく孤独だった。
 私は、幼くしてその愉しさを知ってしまった。誰にわずらわされることなく、
自分と向き合い、自分自身を知ることは、極上の時間であった。好きな本を読み、
妄想にふける。今の私は、その延長線上にある。
 一人の時間を孤独だと捉えず、自分と対面する時間だと思えば、汲めども
尽きぬ、ほんとうの自分を知ることになる。自分はどう考えているのか、何が
したくて何をすべきか、何を選べばいいか、生き方が自ずと見えてくる。

 孤独ほど、贅沢な愉楽はない。誰にも邪魔されない自由もある。群れず、
媚びず、自分の姿勢を貫く。すると、内側から品も滲み出てくる。そんな成熟
した人間だけが到達出来る境地が「孤独」である。
 昨今、「孤独な高齢者は長生き出来ない」などといわれており、実際に
イギリスでは「孤独担当大臣」なるものが新設されたそうだ。だが、孤独いやだ
からといって、表面的に他人に合わせて一緒にいることに意味かおるのだろうか。
 確かに、自分のことを孤独で淋しい人間だと考えると、それがストレスに
なって、寿命にも影響するかもしれない。
 しかし、人間、誰もが最期は一人。孤独を愉しむことを知っていれば、一人
の時間が何ものにも代えがたく、人生がより愉しくなると私は考えている。

「孤独死はかわいそう」「出来れば孤独死は避けたい」と耳にすることがある。
ほんとうにそうだろうか。最期が他人から見て孤独死であったとしても、
本人にとっては充実した素晴らしい人生だったかもしれないのである。
女優の大原麗子さんが典型的な例だ。
 彼女の家の衣装部屋には「孤独な鳥の五つの条件」という十六世紀
スペインの詩人、サン・フアン・デ・ラ・クルスの詩が貼ってあったという。
1、孤独な鳥は、高く高く飛ぶ。
(2,3,4,5は略す)
なかでも私は、<五、第五に孤独な鳥は非常にやさしくうたう>に惹かれる。
孤独を知る者のみが、自分の人生を知り、しずかに自分の歌を歌うことが出来る≫ 

 ―
▼ 私が学生時代にNHKのアナウンサーで、10歳年上になる。一年先輩に、
 野際アナがいた。高度成長期と重なり、恵まれた環境の中で、離婚をし、
その後、独身を通した。少女時代に結核で、二年間の療養で、孤独癖が身に
ついたと。Amazonの書評には、プアー・リッチの孤独者の非難が多々、ある。
「互尊」は、「和同(和して同ぜず)」には、互いの孤独に対し尊ぶがある。
「世間の輩」は、「孤独なれない5つの条件」が、明確に現われ出ている。
それは、次回に… いや、止めておこう。8割以上の人の罵倒になってしまう。
 でも、書くんだよな〜 何で書かずにいられますか。 次回、お楽しみ!

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06月25日(火)
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