ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6583,読書日記 〜超短編小説の書き方 −3

          <「超ショートショート講座」 田丸雅智著>
   * 具体的な手順から
 △ まずは、20の名詞から
 いざ、具体的な名詞と思ったら重い! その思い自体が、現在の感情で
しかないと、気楽に、自然任せに、思い浮かんだまま羅列してみる。
 ―
<桜の時節> <幸福> <何かチャレンジ> <改元って…>
<先日見た映画> <鶯の初囀り> <学生時代の青雲寮のこと>
<イチロウの引退会見> <私(イチロウ)は監督は絶対に無理>
<春の甲子園野球が開幕> <成るほど70歳を超えると、急激に弱る>
<もやもや> <大相撲も、また白鵬かよ> <再び小噺> <ツアーへ>
<75歳まで、あと2年> <無我の境地> <ドローン> <他宇宙論>
<ゴーグル>               =この名詞探しに3分。
成るほど、この程度の語彙の限界が分った。
 
 △ 次に、この中から『ゴーグル』を選択、そのイメージを10ほど書き出す。
〔マッターホルンからの空撮〕〔カメラ付き無線凧揚げ〕〔YouTubeの映像〕
〔街中の闘牛の空撮〕〔鳥の目線〕〔何だ、AI飛行機ですか〕〔日曜日の憂鬱〕
〔空撮現場でゴーグルをつけてみると〕〔現実と、空撮と、ゴーグルの組合せ〕
〔留まることのない可能性〕などを思いのまま書きだしてみた。=所要4分。
                           合計=7分。
これを読返してみた感想は<これ自体が文脈として、一つのショートショート>
ということ。『ゴーグル』を装着して、山岳頂上周辺から、ドローンを飛ばし、
自らの姿を頭上から鳥の視線で見る。現に、マッタ―フォルンのドローン映像を
見たことがあるが、それは不思議な感覚の共有をしたような… ネットで生配信
も可能。 それを手を加えて文章化すれば超短編の物語にもなる。
 
 △ で次は、他に残った19の名詞の中から、<無我の境地>を組合わせると、
ショートショートにするには、そぐわないが、それでも、ドローンから見える壮大な
スイスアルプスを背景にした、新たなドラマのイメージが湧いてくる。
マッタ―フォルンのスイス側からの全景のビューポイントで、日本人の老夫婦が
西欧風の凧をあげていた。そこで、せめて自分たちが上げている風にと少しの間、
糸を持たせてもらった。それが今では、小型ドローンからの空撮が可能になった。
このエピソードを加えると、丁度良いプロットになる。 私にとっての旅は、日
常からのトリップ。2年前に参加した、<ドロミテと、北イタリア側からみる
マッタ―フォルンの旅>に、参加した話題を加えると、丁度良い味付けになる。
で、次回は<マッタ―フォルンの電子凧揚げ> の『超ショートショート』を!
尤も、この文章自体、ノンフェクション系ショートショート? 

・・・・・・
2911,人生は作品である
2009年03月25日(水)
「人間にとって、その人生は作品である」これは司馬遼太郎の言葉である。 
「人間には志がある。その志の味が、人間の味である」という言葉もある。
 身近で亡くなった両親の生き様を見てきてつくづくと、人生は作品という
ことが理解できる。そして生きている限りは未完であるところが、ミソ。 
死んだ時に完成するが、その時は自分にとって関係ないことになるから絶妙。
哲学では人生を「劇場」に喩え、その役割配置から、その真理を突き詰めていく。
それぞれが人生劇場では主役。 それは第三者が口挟むことでない。 
本人の意志に従う物語。従って還暦を迎える頃になると、その物語の辻褄
合わせが始る。シナリオ、主演が自分であり、観客の一人も自分。 
だから面白いのであり、悲しくもある。 自分で悲劇の場面と思っても第三者
の目からみれば喜劇に思える。(逆も言える)
 年齢を重ねて分別がついてきて、人生を振り返ると顔から火が出ること度々。
主役は次から次へと襲ってくる難問を乗り越えるのが役割。 難問そのものの
内容が物語を決めることになる。だから、問題に対して嘆いてはならない。

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03月25日(月)
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