ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6439,閑話小題 〜群れるのは、そもそも何のため? −2
   * 群れたがる本能とは
・今まで通り考えないで済むから、同類が群れるのである。
どの方向に行くべきかを常に考えるべき時に、「群れ犬」は考えないで、
大勢の方向についていく。これがフラフラ、フワフワしている群れ犬の実態。
駄犬の群れの中では、地頭で考えることが異質になる。 …こうもいえる。
<我うちに、何匹かの一匹オオカミを持ちなさい。彼らの内なる野生の隠れた
直感を聞き、従うのです。その声は、駄犬の群れの真逆の習性にある。>
次男が外資系コンサルタント会社勤務。非常に厳しい話の中で、「年々、
入社してくる人たちが、優秀なのが多く、そのプレッシャーは大きい。」
と聞いた家内が、そんな優秀な人って、どんな人か具体的に教えて?」と、
聞いたところ、少し考えて曰く… 「お母さんと正反対の人!」  家内、
その一言で妙に納得したとか。 そこで考えたのは、「判断、決断は
後回しか、人任せ。 失敗したら、必ず誰かのせいにし、そのため、知恵が
浮かばない。変化を嫌い…」になる。群れ犬は、これらを承知して、カバー
するため群れる。
 ―
・逆もある。ホモ・サピエンスが、生延びたのはクロマニョンが20人、30人
の家族単位の集団しか形成できなかったが、サピエンスは、100,200人の集団
生活をしていた。その方が、激変していく地球環境から吾が身を助ける情報と、
知恵の産物を共有できたため。その拡大が都市化である。 孤立、孤独は、
人間たる特性を否定することに繋がるのではないか?と。報伝達の言葉と、
絵画・言語と、その記録能力と、道具の開発能力、そして大きく群れる習性が
拡大したのが村、町、そして都市へ拡大してきた。 問題は、そこで本来
持っていた生物の利己主義本能が希薄化すること。そのことを実は誰も教えて
はくれない。それを自覚するには、孤独、孤立の状況でしか知りえない。 
特に死に直面した時に知る場合が多い。逆に利他に目覚める場合もあるが…
付和雷同の第一歩は、両親など家族の教えを頑なに守ることから始まる。
これに学校、会社の価値観が加わり、損得の計算が加わり立派な世間様の
完成と相成る。これに法律が加わって社会人とかいう構造が取り囲む。
これが、その時々の権力者達が吾が身のために長年かけて作ってきた
枠組みでしかない。突然、余命宣言を受け、驚愕し、絶望し、孤独地獄の底で、
初めて「自分とは何か、死ぬとは、幸福とは何か、自分とは、そもそも何か?」
の問題をつき尽きられ慌てふためく。群れて考えなかった群れ犬に、こういう
傾向が強い犬コロが多い。群れ犬は、仲間の弱者に極端に冷たい! 弱者は
外敵から身を守るために身を寄せ合っているだけで、瀕死の弱者には、強者に
変身する。群れていれば、より弱者がいるため当面は身を守れる。
『 …でも割切ると群れって良いこともあるんだよ。群れに加わればこそ、
出来ないことも出来ることがあるんだよ世界には。いくら部屋で4kTVで、
その世界を見ても、所詮は映像の世界。汗かき、よれよれになって、大自然
の真っ只中で、驚愕してみると、世界観が変わる。群れた仲間から、一人、
離れた別口の自我が内側から新鮮に、鋭く、喜びが湧き上がる体験をする。
写真家は、それを画像を通して伝えてくる。 一言で、群れ云々は語り尽く
せない。目的を持って集まるのは群れとはいわない? いや群れは群れか。

  〜これまた偶然、4年前の内容が、脈絡として最適な内容〜
・・・・・・
4977,閑話小題 ーツアーゲームの醍醐味 〜A
2014年10月30日(木)
  * 人生も旅行もゲームも、難問の解決過程を味わうこと!
 ゲームとは、仮に障害を幾つかつくり、条件と、約束事を決め、
目標達成をすること。ツアーの行先を地区ごとに埋めることをゲーム感覚にし
30年近く、様々な出来事があった。トラベル(旅)の語源がトラブルの難問を
乗り越えるプロセス自体が楽しみになっていく。 創業で、幾つかの難題を障害
と見立て、乗越えてきたことが、旅行にも生かされていた。
ツアーの49回の内わけとして、欧州15回。中東、アフリカ10回。

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10月30日(火)
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