ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6398,閑話小題 〜何やら面白い日々!
NHKスペシャル:「ヒトは何故生き残ったのか? 特集」
録画でみた、肉体的に屈強だったネアンデルタール人が絶滅して、弱かった
人類の祖先が生き残ったのは、何故かという特集。なかなか考えさせられた。
生地に引籠って見えてくる世人と御年寄りは、??人のような? これが現実!
* 地方と大都会の差
大都会と地方と、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の関係が似ている。
ネアンデルタール人は50万年前、ホモ・サピエンスが20万年前に起原を発している
と言われている。ネアンデルタール人は4,5万年前に絶滅したが、その理由は、
< ネアンデルタール人の集団は血縁の十数人に対しホモ・サピエンスは血縁を
超えた数百人の集団で行動を共にしたことにあるという説がある…。
多い分だけ情報が共有され、精度が高くなるため。 これにより伝達能力や
伝達の速度が増し、道具の発明と改良を後押ししました。
それに対してネアンデルタール人は10人程度の家族単位で生活しました。
少数で生きていたため、伝達能力が発達せず、伝達の効率も上がらなった。
4万年前の気候激変をホモサピエンスは共同体内の協力で乗り切りったが、
ネアンデルタール人には頼れる共同体はなく、絶滅していった。
・ネアンデルタール人は我々ホモサピエンスよりも、骨太で体格がよいだけでなく、
より大きな脳を持ち、高い知能を持っていました。
・世界の国々をみると、その多くは、首都圏に三分の二が住む。
日本でも、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の大都市圏(中央から30分)
に7割が住む。結局、地方再生は選挙目当ての空手形! 絶滅生物ということ?
・ネアンデルタール人の方が大きく、身体的にも優勢で、知能は互角。じゃあ
どこに違いがでたのかというと、道具。「アトラトル」という道具を使用して
いたと言われる。これは、右側を手で持ち、左側の先の部分にヤリを引っかけて、
テコの原理を使って投げる投てき具。すると、手で投げるよりも飛距離にして
2倍以上、破壊力は10倍にもなる。 サピエンスの道具は小型で複雑なものへと、
どんどん改良が進み進化していく。一方でネアンデルタール人の石器は極めて
ゆっくりとした進化であった。その現代版がスマホ! 情報革命の中、情報機器
を使いこなせるか否かで、絶滅器種になるかどうか? 政治の要諦を米国大統領
より、インドの貧民街の中古のパソコンでネットを使いこなしている少女の判断
が正しいという、笑えない珍現象が… トラちゃん?なら、充分、あり得ること。
個々人からすれば、各自が長年かけて積上げた教養の質量。ただ、タメ息が出る!
・・・・・・
6000,「心を震わすことが、考える出発点」
2017年08月19日(土)
ー「ひとり達人のススメ」山折哲雄著―
* 「まずは、心を震わすこと」
学生時代の卒論『流通革命論』を書くため、1ヶ月ほど大阪・船場の衣料問屋
に住込んだことがあった。 最終の夜、慶応出の社長に、北新地のクラブで、
「若いうちに、感動、感激する能力を養うこと」と、教わった。その後の生き方
に大きな教訓になっていた。 前年の21歳時の『30日間の欧州一周旅行』の
感激・感動経験が何ものにも替えがたいことを改めて知った。 次々と息を
つかせない衝撃的感動が、その後の人生を大きく変えることに相成った。
そのためには、まず己の感覚が研ぎ済まされていること。そして、自分の意思
で、そこまで辿り着かなければならない。
(今ではTV・ネットで、比較的楽に様ざまな場面に立ちあえるが…生体験は違う)
〜その辺りから〜
≪「ヤイコシラムスイェ」。直訳すると「自分自身に対して自分の心を揺らす」
ということから「考える」というアイヌ語。「ヤイ」が「自分自身」のこと、
「コ」は「に対し」、「シ」は「自分の」、「ラム」は「心」、「スイェ」が
「を揺らす」になる。 考えるということは、単に頭で考えるのではなく、心を
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09月19日(水)
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