ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6386,閑話小題 〜野良ネコの話
最近のテーマで < 〜何やってんのか!〜 3日間×160人に対し、
老人一人×20分>をテーマにした。そこで何故、子供が、あのボランティアの
老人にだけ反応したのだろうか?の疑問が頭によぎった。幼児は捜索隊の犬に
怖れたが、野良猫には安心したのである。何故に? そう老人の終いの生甲斐
のボランティアの積重ねからくる人間の温みを直感したのでは? と。
野良猫といえば20年程前の記事を思いだした。
< 千葉駅前の伝説の猫 〜駅前で通勤の人たちの誰にでも愛されていた
伝説の猫の話。人好きで、誰にも擦り寄っていき、旧知のように愛されて
いた猫。> ただそれだけの話だが、何故か頭に残っている。猫と人間の間
には、何万年か、数千年の付き合いがある。ネズミを捕るからである。
犬が外敵の番犬なら、猫は家内のネズミを駆除する役目と愛玩。
過って幾つかのテーマを書いてはずと、HP内検索をすると、やはりあった。
昼は従順な犬に、夜は奔放な雌猫のようなのが多く居る!
〜 その幾つかから面白そうな順に… 〜
――
2011/07/04
野良猫の話
ゼネコンは慢性供給過剰状態が30年以上続いている。
某ゼネコンの担当で、4棟を一緒に手がけたMさんから聞いた話だが、
その本社の営業会議で上司が営業の不甲斐なさを責め立てるに、
「野良猫でさえ自分の餌は探してくる。それさえ出来ないのは野良猫以下だ!
と、罵倒されてきた」と、愚痴を聞かされたことがあった。
その時、「この人は何も分かってない、野良猫は都会の中、野生の本能を
使って食扶持を探している。生き馬の目を抜くゼネコンの営業は、とことん
飢えた野獣の感覚を研ぎ澄まさないと、その中で勝ち抜けない」という比喩を
言ったのである。 大手ゼネコンの中で、中堅ゼネコンの営業が、修羅場の
闘いの中で、獲物を獲得するに野良猫の感覚を持たなければならない。
この厳しい環境の中で、営業は大変である。ここで同じ話をしても、その言葉
を解釈出来る人と、侮辱されたという受け止め方しか出来ない人が分かれる。
私の知人が大手の??を早期退職をして、「独立をしたいので助言をして欲しい」
と頼まれたことがあった。その時に、長年、大組織を背景にした人が果たして
一匹狼になれるものか、本人も、相談された私も疑問であった。振り返ってみて、
よくぞ、こんな失礼なことを言ってしまったと冷や汗ものだが、
「高級住宅に住む宅上犬が、飼い主の家から出て野良犬になるようなもの、外に
出れば、餌を自分で探さなければならない。外でゴミ箱もあさらない事態もある。
その覚悟があれば、上手くいく」と、偉そうに。
それでも本人は嫌な顔をしないで?聞いていた。 そのまま、その道に突き
進み、経験を生かして第二の職業で自己を確立している。そういえば、以前にも
同じような相談を受けた人が、もう一人いた! その人も二転三転の後、
第二の人生をハッピー・リタイアーをした。
ギリギリの野生の立ち返り、見栄も外見もかきすて、ただ成功させるに、
どうしたら良いか、考え、準備し、身体が宙に浮いた状態で、計画をこなして
いくかどうかで何とか自立出来る人が1〜2割、いや、もっと確率は低い。
それほど自立するのは難しい。だから、野良犬、野良猫という例え話で、創業
のシビア(動物的野生)の必要性を、経験から説くが、その覚悟を反応でみる。
本人は「頭を垂れて自分の方から聞きにくるかの第一歩からして計画のチェック
をしにきているに過ぎない。」で、初めは上手くいっても、私のように震災三つで、
はい、さようなら!である。 何かをやろとしたら、準備、準備、準備が全て。
準備さえしてあれば、野良猫でも野良犬でも、なれる。 野良犬、野良猫を宅上
で軽蔑し、頭で考えていただけで準備なしに、やれば結果は火を見るより明らか。
否定の視点でしか対象を見ることが出来ないから、その中心点と、その奥にある、
血と汗を感じ取ることが出来ない。場数を踏むか、多くの事例を見て消化して
きたかが、大きく左右する。それとて死んでしまえば皆、同じ。
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09月07日(金)
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