ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4608, 孤立無業
朝日新聞の書評に、『孤立無業(SNEP)』 玄田有史〈著〉があった。
ネット検索で調べると、多くのレビューが出てきた。そこで、その幾つかをまとめてみた。
 孤立無業から独居老人に、そして孤立死を迎えることになる。死ぬ時は、誰もが孤立死だが。
《  * 孤立が就労意欲を奪う
 日本の若年無業者を「ニート」概念を用いて論じた 東大社会科学研究所の玄田有史が、新たな分析視角を提唱した。
ニートが15歳から34歳の無業者を指すのに対し、本書が取り上げる「孤立無業」は、20歳以上59歳以下の未婚で
無業者のうち(在学中を除く)、ふだんずっと一人でいるか、一緒にいる人が家族以外にいない人々を指す言葉。 
 孤立無業者は、家族と一緒にいる時間がふだんある「家族型孤立無業」と、ずっと一人の「一人型孤立無業」に分類される。
この春、ウォール・ストリート・ジャーナルの日本版ウェブサイト『JAPAN REALTIME』が「孤立無業者『SNEP』が急増中」
という記事を掲載したことで、ネット上で「SNEP」に注目が集まることとなった。玄田教授によると、「SNEP」の
インターネット利用率は41.3%にとどまり、孤立していない無業者に比べると20ポイントも少ない(2006年のデータ)。 
 〜玄田教授への質問〜  ――孤立無業と聞いても新しい概念とは思えませんが。  
玄田:孤立無業は、英語でいうSolitary Non―Employed Personsの頭文字を取ってSNEP。
 Solitaryには「ひとりぼっちの」「他人とつきあいのない」「孤独な」「寂しい」といった意味があるように、
無業者の中でも、ふだんずっと 一人か、一緒にいる人が家族以外にはいない人々のことを指します。
  ――ニートや引きこもりとどう違うのですか。
玄田:まず年齢の定義が違います。ニートは15〜34歳の若年無業者を指す一方、孤立無業は20歳以上59歳以下の
 在学中を除く未婚無業者。仕事をしていない点ではニートと同じですが、ニートは仕事を探す活動や準備をしていない
 無業者、SNEPは友人や知人との交流のない無業者で、約9割が6か月以上働いていません。
 外出をめったにしない人もいますので、その意味では引きこもりはSNEPに含まれていると考えていい。
 また、過去1年にスポーツや旅行、ボランティアなどの社交活動を一切行っていない割合が高いのが特徴です。
  ――孤立無業者はどのくらいいるのですか。
玄田:総務省統計局の「社会生活基本調査」から導き出したところ、2006年に112万人いた孤立無業が2000年代に急増し、
 2011年時点で162万人に達していることが分かりました。これは60歳未満の未婚無業者の実に約6割を占めています。 》
▼ 老後にも「孤立無業」が待っている。特に男の場合、縦社会に慣らされてきたため、横社会では、孤立しやすい。
 それでも160万以上は驚き。 何とか60歳に辿りついたが、それまでに一つ間違えれば『孤立無業』があった。
 倒産は、ほぼ、孤立無業が待っている。事業は船底一枚下が地獄。だから必死に考え、力と知恵が湧き出る。
 最後は挫折で、孤立無業である。特に大都会での「孤立無業」は厳しい。「独りは良い」というのは、独りでない
 からこそ 言えること。人の間にあってこそ、人は人間になる。先日、初老の独り暮らしの人が、アルバイトで
 何とか生活している状況をリポートしていたが、鬼気(危機)迫る深刻なもの。 あの時、何もかも放り出し、
 独り東京の郊外に身を隠し、年金暮しか、生活保護という道もあった。大部分が、それに近い。そこで寂しさと、
 心の傷を癒すため、酒に溺れアル中、そして孤立死・・ としても、一歩も、かたい岩場の穴に閉じこもった
 人生より遥かにまともに、思うのだが、当人は、凍りつく日々。緩んだ方々より凍死? 何か最近、緩んできた?
・・・・・・
4233,プレイボーイの人生相談 ー1
2012年10月28日(日)
以前、この中の今東光の回答の幾つかを取り上げたことがあった。先日、図書館で再び借りて読んだが、
今東光の珍妙な味わいある内容に決して劣らないものが多くあった。回答者は、他に柴田錬三郎、吉本隆明、野坂昭如、

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10月28日(月)
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