ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4600, 読書という体験 ー2
「読書という体験」 岩波文庫編集部 (編集)
* 教養を培う〜② ―私の「読書ゼミ」 藤原正彦
週に一冊、著者の指名の文庫本を読ませ批評文を提出、そして討議する授業が良い。大学一年時に、このようなゼミを
受けたと受けなかったでは、学生時代、いや人生が大きく変わってくる。これからして、良い大学に入って、良い教授、
良い友人に触れる必要がとってとれる。人生、良い書物を通じて、時空を超えた人物の魂から学び続けることだ。
ーその辺りを抜粋する
≪ この危機感で、私は大学で八年前に読書ゼミを始めた。主に一年生を対象に週90分、半年間のゼミは、以後毎年開いている。
学生向けの開講科目便覧にはいつも次のように書く。
【主に明治時代に書かれたものを読む。毎週、一冊の文庫本を読み、それに関する感想、印象、批評を書き、授業時に提出する。
授業時には、その本の内容について討論を行なう。提出された文章は、添削され、コメントを付され、翌週の授業時に返却される。
ゼミの目的は、読書に親しみ、作文能力を鍛え、論理的思考力を高めることである。受講条件は、文庫本を週一冊読むだけの根性、
および文庫本を週一冊買うだけの財力。】
これだけで毎年、定員二十名をはるかに超す受講希望者があり、コンピューターによる抽選が行なわれる。
読書好きの学生が四分の一くらいで、残りは、これまでほとんど本を読まなかったからこの機会に、という学生である。
読書好きはもちろん、読書不足を反省し一念発起した学生も、見込みある学生といえる。
読書などどうでもよいと考えている大半の学生に比べ、かなりレベルは高い。
学生に読ませる本は私が独断で決める。初期の頃は、私自身の読みたい本を何冊か入れたが、よく知られた本でもがっかり
するようなことがあり、今ではすでに読んで感銘を受けたものから選ぶ。 ここ数年の定番は、新渡戸稲造『武士道』、
内村鑑三『余は如何にしてキリスト教徒となりし乎』、福沢諭吉『学問のすすめ』および『福翁自伝』、山川菊栄『武家の女性』、
宮本常一『忘れられた日本人』、無着成恭編『山びこ学校』、日本戦没学生記念会編『きけおだつみのこえ』などである。
定番がどれも岩波文庫であるのは少々不公平で少々シャクでもあるが、それらがそこにあるのだから仕方ない。
良書を集める伝統をつくった、故郷の大先輩、岩波書店の創業者岩波茂雄の卓見なのだろう。 定番の一番バッターは、
決まって『武土道』である。外国人に「日本で宗教教育はしていない」と言った新渡戸は、「それでは道徳教育はどうしている
のですか」と反問され、答えに窮した。キリスト教を中心に道徳教育を与えられる欧米人に比べ、日本人の道徳水準は
まったく劣っていない。熟考の末に外国人のために英語で著したのが本書である。 テレビと受験勉強に追われ、
コクのある本をほとんど手にしたことのない学生達は、覚悟の上とはいえ、かなりの苦痛を感ずるようである。 》
▼ 人生を振り返り、多くの本と、色いろな体験をしてきたが、つくづく頭の硬さを感じ取っている。
万人が、馬鹿の壁に囲まれているが、特に自分は硬い壁に囲まれていると思うと、それが見えてくる。
私は、ノートを纏めるのが苦手。で、やっとたどり着いたのが、これらブログと、10年日記と、ダイアリー。
それも55歳になってから。学業としての頭が良いかどうかは、ノートの記録と、活用にあったようだ。
その意味で、他人からみたら御苦労なことだと思われるかもしれないが、私にとって黄金の習慣になっている。
これさえ書けば、一日ヘラヘラした何事も、それぞれ楽しめる。『私という墓場』は、そのまま外に出るから恐ろしい!
・・・・・・
4225, 閑話小題 ー青竹エアロ
2012年10月20日(土)
* つれづれに ー青竹エアロ
スポーツジムの話。円座に置かれた6台の運動マシーンと、その一台置きにあるステップ台をインストラクターの誘導で
12人が一同にするエアロを連続二回と、週二回の「スローヨガ」が私のベース。それに時々、ランニング・マシーンと、
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10月20日(日)
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