ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4382, ブラック・スワン −2
ブラック・スワン ー2
「ブラック・スワン ―不確実性とリスクの本質」ナシーム・ニコラス・タレブ著
ー まずは、「あるブログの要約」から ー
≪ 歴史に接すると、人間の頭には3つの症状が出る。
1. 分かったという幻想。世界は実感するより遥かに複雑だが、皆何が起こっているか自分には分かっていると思い込んでいる。
2. 振り返ったときの歪み。 我々は後付けで物事を解釈しがちになる。
(歴史は人が経験する現実よりも、本で読んだほうが分かりやすい)
3. 現実に起こった情報を過大評価する。権威と学識のある人は不自由になる。特に物事を分類し始めると、それに縛られる。
科学が導き出した結論のいくつかは、めったに起こらないことが与える効果を過小評価したり、完全に無視している。
だから、現実の世界では使い物にならないケースが多い。
めったに起こらない出来事(黒い白鳥)を見るのに不自由だと、他にも色々な事が起こる。
1. 最初から目に見える一部に焦点を当て、それを目に見えない部分に一般化する。
2. はっきりとしたパターンを欲しがる自分を満足させる講釈で自分をごまかす。
3. 黒い白鳥なんていないかのように行動する。
4. 目に見えるものが全てとは限らない。歴史は黒い白鳥を隠し、それが起こるオッズを見誤らせる。
5. 私たちは素性のはっきりとした不確実性の源ばかりに注目する。しかし、それらは黒い白鳥のリストとしては
具体的すぎるので、その結果、なかなか思いつかないその他の黒い白鳥は無視してしまう。
人間は現実に起こった物事に対して、やたら法則を作りたがる。いったん法則の仮説を構築すると、その後はその仮説を
立証しようとする行為のみに熱中してしまう。歴史とは「後から起こったことの効果を合わせて見た一連の事象」のことである。
911テロ後の約3ヶ月間に、アメリカ国内で交通事故で死亡する人が約1000人増加。これはテロの影響で飛行機に乗る人が減り、
その代わりに車で移動使用とする人が増加した結果である。実際、飛行機事故よりも自動車事故の方が遥かに確率が高い。
人々を2つのグループに分け、ピンぼけの消火栓の写真を見せる。それが何だかわからないほどのピンぼけである。
一方のグループには、解像度を10段階に分けてゆっくり上げる。もう一方のグループにはもっとすばやく5段階で上げる。
そして、同じ解像度のところで、各グループに何の画像かを尋ねる。すると、画像が消火栓と見分けられるのが早いのは、
段階の少ない方のグループであった。
つまり、与えられる情報が多いほど、それだけ人は仮説を多く作って、どんどん間違った方向に結論を持っていってしまう。≫
▼ 現在も、黒鳥が何羽か近くに来ているが、ほとんどの人は日常に気をとられ。自分に直接関係ないだろうと思っている。
リーマンショックの直撃で、まさか私が、この事態になるとは思ってもみなかった。9・11テロで直接、事業の根幹を
揺らぐとは、思いもよらなかった。まさか、1000年に一度の東北大震災が、直撃しようとは。地元の中越の大地震二つも、
まさかの黒鳥である。人生にとってのブラック・スワンといえば、突然、目の前に突きつけられる「死」である。
必ず誰にもスワンは舞い降りてくる。私の人生時計は夜10時。闇は深くなってきたが、生きている限り黒鳥は気配だけ。
・・・・・・・
4008, 閑話小題 ースローヨガなど
2012年03月16日(金)
* 昭和的価値が人々を苦しめている!
図書館で、何気なく月刊誌「新潮45」をチラ読みをしたところ、ある対談の中で印象に残った言葉があった。
「良い大学を出て、大企業かに入るか、公務員になり、マンションを買って、子供を二人つくり、とかいう戦後の昭和的価値から
抜け出せないで、苦しんでいる人が多い」という内容。 特に、団塊世代の親子、とりわけ子供の心に、その断層があり、両者が、
その葛藤に苦しんでいる、ということ。 ここで現役から退いて一年、昭和的価値観に影響された、それまでの人生が見えてくる。
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03月16日(土)
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