ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4217, 開国という強迫観念 ー4
                       ー反・幸福論『開国という強迫』ー 京大教授・佐伯啓思
    * 「開国」とは何だろう
 「世界標準」とはアメリカの示したルールであり、常に自国に有利に作り変えることが可能なアメリカに世界は振り回されてきた。
 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)も、有利なのはアメリカ。しかし入らないと、競争力が明らかに不利になるため、従うしかない。
 属国から離脱など出来ないように囲い込まれてしまっているのが日本である。 ーその辺りからー
≪ ・・ところで「開国」とは何でしょう。先ほどから、「開国」とは、「世界の潮流に乗ること」であり、「世界の普遍性に乗ること」
だといってきました。いや、近代以降、日本ではそう考えられていました。しかし、本当はそうではないでしょう。世界は実は多様です。
「開国」とは異質なものに出会い、世界は多様であることを知ることなのではないでしょうか。「開国」とは、何よりまず、異質な文化、
社会、宗教などに出会うことです。そして、己の独自性を改めて知ることなのです。特異性ではありません。独自性です。自国の、
自文化の独自性を認識することなのです。もちろん、他国もまたそれぞれの独自性を持っています。その世界の多様性に触れることこそが
「開国」ではないでしょうか。決して「普遍的世界」と「特異な日本」ということではない。世界には、西洋もあれば、中国も、
インドもイスラム諸国もあるのです。しかしわれわれは「普遍的な世界」や「グローバル・スタンダード」といった時に、決して
イスラムやインドやアフリカなどを思い浮かべません。「普遍的」や「標準的」ということで、常に西洋先進国を思い浮かべるのです。
いやもっと端的にいってしまいましょう。少なくとも戦後、我々が「世界」といった時に「何か」というと、実は「アメリカ」なのです。
「世界標準」とはアメリカの示したルールなのです。「普遍的な世界」とはアメリカのことなのです。「世界に乗り遅れる」というのは
実は「アメリカに見捨てられる」ということなのでした。 ≫
 ▼ 軍事的用途で作られたインターネットをアメリカが公開した。そしてネット社会が、それまでの世界に張り巡らされ、現実世界を
  覆ってしまった。そして、タブレットPCとスマートフォンで、世界隅々の個人がポケットに持ち歩けるようになった。それで、
  個人情報の受発信が気楽に、しかも安価に可能になった。この流れは世界のグローバル化を、より推し進めることになる。
  それは、情報をコントロールでき、利用できるものと、出来ない人の格差を大きくする。その最も利益を得ることが可能なのが
  アメリカの一部の人たちである。日本の中流は、世界から見れば上流の部類に入る。垣根が低くなれば、世界の中流、そう、現在の
  日本の水準から見れば下流になる。総下流社会である。しかし、大部分がそれなら、言葉として、それが中流ということになる。
  預金がゼロが三割、借金と相殺すればゼロになる世帯を入れれば、既に国民の過半数を超えているという。失われた20年で、
  日本社会は大きき体力を失った。「敗戦で朝鮮のように分割され、歪にならないで済んでよし」とすべきか? 難しいところ。
・・・・・・
3852, ツレがうつになりまして ー3
2011年10月12日(水)
 鬱病のタレントは、音無美紀子、小山明子、萩原流行、千葉麗子、生田悦子、岸部四郎。 音無美紀子、高島忠男、小川宏、
木の実ナナなど多くいる。作家では夏目漱石、北杜夫がいる。 タレントの何人かが手記を出しているが、本当に辛そうだ。
老齢化してくると誰しもが軽い鬱状態が日常になる。 長生きの人生の利子。 私の倒産のストレスは実際のところ大きいが、
長年、その方面の知識を積み重ねていたので、今回も最小? で済んでいる。 対策として、直後から、
 * 早朝の一時間のサイクリング+スポーツセンターの二時間 =合計三時間の運動で身体を動かす。
 * 10年間続けてきた、この随想日記を書き続ける。 

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10月12日(金)
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