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堀井On-Line
by horii86
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■3887, 積極的逸脱

異端をマイナスに捉えるのでなくポジティブにみる「ポジティブ・デビアンス」という言葉がある。日本語にすると積極的逸脱になる。
世界を巡ってみると、それぞれの地域の閉鎖性が垣間見え、それが異端に見える。当然、自分の住んでいる異端が合せ鏡で見えてくる。
そういう私の方が地域社会では異端になる。それもあり、地元の人の付き合いは一部の人と因縁のある学校の同級生を除いて
最小にしてきた。私にとって、これが積極的逸脱である。職場が新潟、住居が長岡だったこともあり比較的上手くいったと思っていた。
 しかし、私という存在は他者がいてこそ成り立っている。その他者が限られた閉鎖社会としたら、その兼ね合いは難しい。 
「ポジティブ・デビアンス」は、もともと社会問題の解決法に使われていたが、現在ではビジネスに使われているようになっている。 
後進国の農村で死亡率が高い中で、ある村が何かのきっかけで、手を洗い、動物性タンパク質を取る習慣があって、
たまたま近くに医者がいる部落があったとする。その地域からすれば、その習慣は他の地域社会の常識から
逸脱していることになる。 しかし、それを知った外部の人が、それを他の部落の人に広めることで、全体の死亡率が減っていった、
とういう事例がみられる。 コンピューターの世界に「暴走熱」がある。 一定期間継続して作動するコンピューターが、熱を出して
不具合が生じるトラブルで、これはエンジニアの世界共通の常識であった。これをアメリカの大手コンピューター・メーカーの
一人のエンジニアが立ち上がり、世界中のポジティブ・デビアンスを探し出し解決をして、会社への競争優位をもたらしたという。
大体が改革とは、そういうもの。 従来のやり方を根底から変えることは、どうしても摩擦が生じるもの。 秘境ツアーそのものも、
極的逸脱と見ることが出来る。 世界の在り来たりの観光地から、秘境・異郷に興味が向いたのは積極的逸脱であった。
そうしなくてはストレスが解消出来なかった。逸脱する対象が、どんどん奥地になるほど、比例して満足度が高くなっていた。  
あと二週間しか生きられないとしたら、何をしますか?」という質問がある。死に直面したら、当然、日常生活からの積極的逸脱が
残された人生を生きる術になる。ベターの時間より、ベストの時間を過ごす何かを求めるはず。そこで、それを本気になって探すと、
自分の生きている世界中に、それが無限に転がっていることに気づくことになる。 第二の人生でのキーワードは、積極的逸脱である。
緑の原野から、視界の広がったサバンナへの逸脱へ・・
・・・・・・・
3522, 「尖閣ビデオ流出問題」を哲学してみると!
2010年11月16日(火)
 今回の尖閣列島の衝突問題と、そのビデオを海保の保安官が流出させた問題を考えてみる。 まず、この問題は、G20が韓国で
開催される時期と、APECの日本で開催される直前に明らかに政治的思惑で中国側から仕掛けられた難題である。それに、
やすやすと乗って、中国の強圧的態度に尻尾を下げ、その間隙をつかれロシア大統領に北方四島の一つに上陸をさせてしまった。
これはアメリカに対する圧力の駒であり、中途半端な外交姿勢の管首相の足元をみられた結果である。ところが、中国・ロシアの
計算外の海保の保安官の秘密漏洩が起こってしまった。これは、タイミングからみて周到に計算された国家戦略から幾重もの
クッションを通して行われた可能性を含んでいる。 それが出来るほどのタマは現在の日本にいない? しかし、中国のトップの顔に
泥を塗るにタイミング的に良かった。その映像がアジアでも日本でも繰り返し放送されたからである。 これは政治的にみて
タイミングがよすぎるたのではないか。 保安官が、自分の身分に捜査の手が及びそうになる直前にマスコミに接触したことも、
一介の海保の保安官のなせる技だろうか? 差出人の名前に「sengoku38」というネーミングも、上手く作りすぎである。
「仙石さんはパー」とか、「仙石は左翼」との解釈で揶揄されている。 それより、中国の居丈高の姿が逆効果にするに、あまりに

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11月16日(水)
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