ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3855, 閑話小題
* 人間国宝
国宝といえば、重要文化財の中で特別に指定されたものである。 それでは人間国宝とは如何なるものか。
辞書によると ≪ 伝統的、芸術的に価値の高い「わざ」も国宝に指定されるようになった。その技を持っている人を「人間国宝」と呼ぶ。
正式に「重要無形文化財保持者」という。具体的には、芸能(音楽、歌舞伎、能楽など)と、工芸技術(陶芸、漆芸、金工、人形など)の
二つの分野から選ばれる。「わざ」を極めるには、長い修行が必要で大抵は高齢者。1950年〜2010年まで保持者と認定されたのは
162名。 しかし特別な待遇が用意されているわけでなし、国からは年間200万円が特別支給されるだけ。≫
人間国宝というと、何か雲上の人のようなイメージがある。それは本人にとって、プラスにもマイナスにも働く。その日から、周囲の目も
変わってくるし、家族は常に「人間国宝の息子とか、兄弟」と呼ばれてしまう。その分、家族は、自己存在が薄れてしまう。
世間的には、ノーベル賞受賞者の次に認知されている。 最近、国民栄誉賞とかいうスポーツ・芸能向けのものがあるが、これはB級グルメ。
文化勲章もあるが、政治家の受賞が入っている上に、格付けがあるので、権威は小さい。人間国宝が年間200万の特別支給だけ、とは驚き。
* 暇で仕方ないでしょう
最近、現役の同級生や知人に久々に会うと、第一声が「暇でしょう」。 そういう私も、還暦の同期会で久々に会った退職したばかりの友人に
同じ質問をしていた。その時の返事が、「スポーツジムに行ったり、趣味の会に入ったり、本を読んだりで、暇を持て余すことはない」
であった。一部上場のエリートサラリーマンで、定年後、Uターンしてきたため人間関係も少ないし、身の処し方も大変だろうぐらいしか
理解できなかった。しかし第二の人生に足を踏み込んでみると、暇を持て余すと思いきや、坦々とした、それも充実した日常がある。
ところで、「暇でしょう」といえば、落語家の談志が、弟子を伴ない南米のベネゼイラのテーブルマウンテンに滞在したドキュメントを
数年前にTV放映をしていた。大自然に浸っていると思いきや、そこには暇で暇で、身を持て余した談志の姿があった。 TV撮影とはいえ、
「日本の落語家・談志を、そのまま、南米の奥地まで引きずっている」姿を見て、呆れてしまった。天才バカは、それはそれで仕方ないが。
そこで現地の中年の女性に、ぞんざいな言い方で、「暇でしょうがないだろう?」と聞いた。 その答えが、良い。
不思議なそうな顔をして、「暇という意味が分かりません」と・・・。 談志は。その愚問に自分で気づいたかどうか。 本人は重い癌でも
忙しい中、その不安解消のために時間を割いて、南米の土人部落に滞在している。 が、そこには、そこの時間と文化がある。
それさえ心の余裕が無くして、吹き出すようなことを言っていたのは・・・ 日本人は暇は、マイナーのイメージがある。勤勉が善という
刷り込みが、島国の農耕民族の価値観に織り込まれているため。 ところで暇?と、聞かれれば、「坦々としているが、暇ではない!」
それにしても、暇そうなのが、目に付くが、趣味が少ないのだろうか? 枯れてしまったのか。 生きてきたままが、老後になる。
・・・・・・・
3490, 居酒屋・スナックは今
2010年10月15日(金)
居酒屋・スナックは、この不景気に直撃を受けているのはホテル業と同じ。10数年前と比べて三割以上の売り上げが減って、
三割の店が廃業・休業直前。数年前までは悪い中でも人気がある店があったが、現在では、そこも不景気に直撃を受けている。
不景気でサラリーマンの小遣が減らされたことと、不景気の中で接待交際費も大きく削られたことによる。
私の行きつけの居酒屋やスナックの大方が最後の最後の風前の灯。そういえば、月に3〜4回は飲みに出ていたのが、1年前あたりから
2〜3回に減り、一晩に3〜4軒まわっていたのも二軒で帰るようになった。三軒、四軒目に行くと、必ず翌日、二軒で帰ればよかったと
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10月15日(土)
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