ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3716, ジャズについて −10
ー 「音楽の本」三枝成彰著 より
□ 黒人アーティストからの反撃 ー「ハード・バッブ」って何 ?
* ソニー・ロリンズ、セロニアス・モンク、チャールズ・ミンガスのユニークな活躍
【 五〇年代中盤以降、ニューヨーク周辺のビバップの流れをくむ黒人アーティストの間から、クール・ジャズの知的な弱々しさを
圧倒するかのような、たいへんに勢いのある力強くエモーショナルな演奏スタイルが生まれてきた。
これを白人ウエスト・コースト派に対する黒人イースト・コースト派の巻き返しととらえ、一連の傾向を「ハード・パップ」と呼ぶ。
4ビートがより鮮明になり、アフター・ピートも強調される。ハード・パップ・スタイルの特徴を一言でいえばこうなるであろうし、
「ファンキー」とか「ソウル・ジャズ」と呼ばれることもあるが、レッテル貼りはさておき、この時代に活躍したアーティストについて
見ていこう。 一九五六年に有名な三つのアルバムがリリースされた。 ソニー・ロリンズの『サキソフォン.コロッサス』、
セロニアス・モンクの『ブリリアント.コーナーズ』、チャールズ・ミンガスの『直立猿人』である。
ソニー.ロリンズ(一九二九〜)はチャーリー・パーカー亡きあと、即興演奏の可能性をさらに押し広げたテナーサックス奏者である。
『サキソフォン・コロッサス』は日本のファンが「サキコロ」などと呼ぶ定盤中の定盤。彼の演奏は、豪快でおおらかなトーンの中に
時折ユーモアのセンスも感じさせ、なによりもヒューマンな魅力に満ちあふれていた。
セロニアス・モンク(一九一七〜一九八二)は、ビバップ創始者の天才であるが、孤高の道を歩む。マイルスとのレコーディングで
大喧嘩をしたという逸話が残っているほど、彼のピアノ・スタイルはずば抜けてユニークであった。ソロ・アルバムが多いのはそのため。
彼は私生活でも時折、意味不明のことを口走るような変人といわれ、七〇年代はじめに 重病で倒れたあとは、二度と世間にその姿を
見せることはなかった。しかしモンクには好き嫌い抜きで聴ける「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」「ストレート・ノー・チェイサー」
などの有名な曲もあり、その評価は後年に高まっていくことになる。ユニークな音と性格という点で、ぺース奏者チャールズ・ミンガス
(一九ニニ〜一九七九)も負けていない。こちらは喧嘩っ早いことで有名。 気に入らない評論家や 共演者に怒りをぶちまけるだけでなく、
六三年のアルバム「黒い聖者と罪ある女』では、ジャズというジャンルそのものに喧嘩を ふっかけ、レコード会社に自作を「民族舞踊音楽」
として売ることを要求した。その激しい怒りは社会へも向けられ、五七年の曲「フォーバスの寓話」では、人種差別にまつわる事件で
白人側に肩入れしたアーカンソー州知事の名をタイトルに冠し痛烈に批判している。】
▼ ハード・バップという言葉自体、ここで初めて知ったが、何か当然出るべくして出てきた流れである。黒人と白人の交互の
主導権争いのような、微妙なジャズとしての正・反・合があるようだ。それらを知ると、ジャズの深い魅力に取り付かれるのが、
分かるような気がする。 ーつづく
・・・・・・・
3351, 3339, 2011年新聞・テレビ消滅 −4
2010年05月29日(土)
* さあ、次はテレビの番だ!
・この本を読み、・Youtubeを本格的に見て、・高機能のHDR(ハードディスクレコーダー)を設置して半年たった。
テレビ局が消滅か大幅なダウンサイズする現実を実感するようになった。 新聞社もテレビ局も風前の灯である。
まず驚いたのが、HDRである。大容量のHDSを半年前に買ってWoWoWを中心に、番組をどんどん入れているが、まだ容量が残っている。
もちろん見たものは消しているが、それ以上に録画している。取りあえず満杯になるまではと思っていたが、満杯にはならない)
録画されているのは見たくとも見切れない面白そうな「私にとって90点以上」のものばかり。 面白そうな番組が無いときは、
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05月29日(日)
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