ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3536, 沈黙せよ!
「語りえぬものからの問いかけ」という東大駒場〔哲学・宗教・芸術〕連続講座ー
《 「言い表せないもの」の詩学 −チュッチェフ『沈黙』の逆説ー沼野充義 》の「沈黙」という詩に、
思わず息を飲んでしまった。 何か、毎日、自分が書き続けていることを根底から否定されたようである。
否定されるほどのものも無いことを私が一番知っているから書いているだけだが。
ーまずは、以下の文と詩からー
【 チュッチェフには「沈黙」と題された詩がある。この詩人は、ドイツ・ロマン主義の影響の色濃い哲学的・
思弁的な作風で知られ、バラティンスキーと並んでロシアにおける思想詩の系譜の一人とみなされている。
「沈黙」も、そういった傾向を代表する彼の初期の代表するチュッチェフ初期の代表作の一つで、ロシア人なら
誰もが知っているほど有名なものです。文豪のトルストイはこの詩に感激し、「なんという驚くべき作品だろう!
これ以上の優れた詩を私は知らない」とまで言ったと伝えられていす。それほど有名で優れた詩であれば、
これまで多くの専門家によって数多くの研究や解釈がなされてきたのも、また当然のこと。 ・・・・・
翻訳で読み、解釈するという作業にはどうしても限界がありますが、そのことを肝に銘じたうえで、
しかしそれでも何かを読み取ることができるかどうか、読解を試みてみましょう。
ー 沈黙! ー
沈黙せよ、隠れよ、そして隠せ 自分の気持ちも夢も―
魂の深みでそれらは 夜の星のように黙々と
昇っては沈むことを繰り返しているがよい それに見惚れ、沈黙せよ!
心はどうしたら自分を言い表すことができるのか 他人にお前のことがどうして理解できようか
お前の生きがいが他人にわかるだろうか 心に思うことも口に出せば嘘になる
泉を掘り返しても、水をかき乱すだけだろう ただ泉の水を飲み、沈黙せよ!
自分自身の中で生きることだけができればよい お前の魂の中にはまるまる一つの
神秘的で魔法のような思念の世界がある その思念を外の騒音がかき消し
昼の光が追い散らしてしまう それら思念の歌に耳を傾け、沈黙せよ! ……
〜〜
「 ・・・・・・・・・・ 」この詩について、何かを語れといっても・・ 「HP読みながら、いつも思っていた!」って言わない。
思念公開も面白いもの。 土いじりや、趣味の世界、神への思念に没頭すると、沈黙せざるを得なくなる。 ーつづく
・・・・・・・
2009年11月30日(月)
3161,つれづれに ー閑話小題
* 円高 85円
為替が円高・ドル安に動き出してきた。 それにつれて金の価格もジワリと上がってきている。
年末に向かって周辺も冷え冷えとし、殺伐としてきている。 年末年始は大荒れになるのか、それとも何とか
中小企業特別救済で乗り切れるのか? 公共事業の大幅カット、そしてボーナスの減額、デフレスパイラルによる
不況の深化などで、一日一日と厳しさを感じる。 この上に円高というから、救いようがない。
社会はますます内向きに成りざるを得ない。
* 「坂の上の雲」がNHKドラマの初回が放送されたが
「坂之上の雲」が日曜日夜のNHKで数回シリーズのドラマとして放送が始った。 私たちの年代の多くが、
この小説に大きく感化された。 筋立ては、秋山兄弟と正岡子規の生きかたを通して、明治時代の人間像と
時代背景を書いている。 ある意味で、戦後日本人に一番影響を及ぼした歴史小説で、「大きな物語」の典型。
20歳代の青春時代を思い出しながら、このドラマを見るつもりである。 ただ、小さな物語(個々人の物語)
の時代の現在、大きな違和感も出てくるだろう。 司馬遼太郎が晩年、日本のバブルの狂態をみて、
「自分が、こんな連中の時代のために、小説を書いてきたのではない」と怒っていたのも印象的である。
* 同じ映画を二度みたのは始めて!
土曜日にシネマ「2012」を再び観てくる。映画を二回つづけて観るのは初めてである。
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11月30日(火)
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