ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2662, 閑話小題

 *図書館の、ある光景
もう三月になるだろうか、昼休みに図書館の、あるコーナーに行くと、その二メートル先の
立ち席の机に三十冊ほどの本を積み上げ、腕まくりをしてノートに書き写している40歳位の男の人がいる。
週に一度は、そのコーナーに行くので互いに意識?をする。 座り机が幾らでもあるのに、立って調べている。
その方が気持ちを集中出来るからである。 研究者なのだろうが、ただ者ではない雰囲気を漂わせている。 
 何事かと、思うのは当然だろう。
 〜〜
 *地球儀
私の事務所の机の前に地球儀がある。二人の息子が使い、その後ゴミ箱に捨てられいるのを見つけて、
会社に持ってきたもの。 表面は茶色になり、割れてボロボロでみるに耐えない。
そこで新しいのを買おうと決心して「ツタヤ」で特価品を見つけ買おうとしたが、留まった。
そして汚い地球儀をジッと見たところ、表面の割れているセルロイドは実はカバーで、二重構造に気づいた。
そこでハサミで剥いでいったら、内側の新品同様の地球儀が顕れたのである。
25年前の地球儀で、ロシアはソ連であるが、何となく地球を俯瞰するのが目的で大よその位置が解れば十分。
 〜〜
 *喉ぼと過ぎれば熱さを忘れる
先日の地元紙に、柏崎沖震災の被災者300人アンケートで「原発再開が6割容認、2割が反対」とあった。
震災から一年しか経ってないのに、驚きである。無知?としかいえない。
たまたま、大爆発が起きなかっただけというのが解らないのである。それより、もし東電が撤退したら
柏崎は「死」の街になる。ドッチの「死」を選択するかという皮肉な選択を迫っているということか。
 〜〜
 *神様に信じられる人間か〜
新聞の本の見出しに「神様を信じなくて良い、神様に信じられる人になれ」という
言葉が目に入った。神様に信じられる人間?とは如何いう人間だろうか?
果たして、そんな人間などいるのだろうか。 マザー・テレサ? 
それより神様とは、何だ? この宇宙の外の何かで、この宇宙を創造した存在?
人間が自分のサイズに合わせて都合よく創った存在? それに気に入られる人間?など、薄気味悪い?
いや、現に、それらしき人がいる? 解りません!

・・・・・・・・
2007年07月19日(木)
2298, とどまりたまへ旅人よ

  わきめをふらで急ぎ行く  君の行衛(ゆくえ)はいづこぞや
  琴花酒(ことはなさけ)のあるものを  とどまりたまへ旅人よ
 ーー
藤村の、この言葉を若いときの自分を振り返って、投げかけてやりたい言葉である。
「わきめをふらで」何を目指していたというのか?‘お前、何を焦っているのか、もっと今・そこをみたら!’と。
時は戻らない、しかし、しかし!・・である。それが青春なのだろう。ただ、精一杯生きればよい!ということではない。
といって、精一杯生きなければならない時節もある。誠実に生きることだ、自分自身に。そして、その時、そのことに。
しかし、とどまっていては駄目な時もある。 わきめをふらないで歩む時も! 
  まっすぐに、歩かなければならない時もある。 とどまることも、必要ならとどまることだ、琴花酒とともに。
楽しんだら、酔いがさめたら、立ち去ることだ、それが人生だから。
  
  ーー
 島崎藤村 「若菜集」ー『酔歌』より
 
旅と旅との君や我
君と我とのなかなれば    
酔ふて袂の歌草を 
醒めての君に見せばやな
               
若き命も過ぎぬ間に
楽しき春は老いやすし
誰が身にもてる宝ぞや
君くれなゐのかほばせは
 
君がまなこに涙あり           
君が眉には憂愁あり
堅く結べるその口に
それ声も無きなげきあり
 
名もなき道を説くなかれ
名もなき旅を行くなかれ
甲斐なきことをなげくより     
来りて美き酒に泣け
 
光もあらぬ春の日の
独りさみしきものぐるひ
悲しき味の世の智恵に
老いにけらしな旅人よ
         
心の春の燭火に
若き命を照らし見よ
さくまを待たで花散らば

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07月19日(土)
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