ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[396191hit]
■2619, 消費社会から格差社会へ −3
ー読書日記ー
ー若い人は一人旅は流行らないー
この本によると、10年ぐらい前までは、「深夜特急」とかいう本に啓発されて若者がパックを背負って
世界を旅するのが流行っていた。 が、今では全くといってよいほど見られないという。
いつの間にか時代は変化していたのである。
まずは、その部分を抜粋してみる。
〜〜
以前、ある研究会で旅行関係の仕事をしたんです。聞くところによると最近の若い子が海外旅行に行かなくなったと。
まあお金もないし、頻繁に海外旅行しなくなったと。でもお金の問題だけじゃなくて、どうもコミュニケーションカが
非常に低くなっているんじゃないか、と。 七〇年代初期に 「団体旅行なんてカッコ悪いぜ、デイパック背負って
行く旅がいいじゃん」っていう、「地球の歩き直的なムーブメントがあったけれど、今は「若者だから一人で旅をしろ」
って言っても、もう行かないんです。早大の探検部は今や存亡の危機だそうです。
しかも部長は東京理科大の女子学生らしい。 なぜかというと親が止めちゃう。「今度こんな所に行くんだけど」って
息子が言うと、親が「危ないからよせ」って言う。 それで探検が成り立たなくなったそうです。
日本以外にもっとおもしろい世界があるぞ、なんていう期待も持ってない。
じゃあ、どうやったら海外旅行をしてもらえるか、という研究をして、一つ出た結論が「新・団体旅行」なんです。
一昔前の「農協パック」みたいな団体旅行でいいんじゃないかと。なにしろ郊外の「下流」の若者は「新しい農民」だから。
ただ、まったくの団体旅行ではだめだから「みんなと一緒に行く自分らしい旅」みたいなコンセプトがいいんじゃないかと。
つまり「島宇宙」を用意してあげるわけね。
〜〜
若い人の大半が、金もない、覇気もない、夢もない、ということ。 時代の背景に直接反映している
インターネットや衛星TVをみれば、世界の映像が直ぐに飛び込んでくる。
しかし実際に行って感じるのとでは雲泥の差があるのが、わからないのである。
さらに傾向として結婚からも逃避し出している、ともいう。
若者はノイズに弱いというが、結婚ほど連れ合いや、子供のノイズは煩いものはない。
中国は「一人っ子政策」のプラス面がある。 両親が、一人っ子に集中して教育をするからである。
特に主流を占める貧困層こそ、その脱出手段として、将来を子供にかける。だから底辺の底上げになるのである。
その若者が、そろそろ社会の中核に出てき始めた。 それに日本の若者が太刀打ち出来るわけがない。
衰退の最も深刻な現象が、若者たちの無力感である。 ある意味、政治の怠慢の犠牲者である。
ーつづく
・・・・・・・・・
2007年06月05日(火)
2254, ビョーキな人々探訪記 −3
o(゚∀゚)o オッハヨウ
*鬱病について
依存症とは違うが、これも大変な病である。作家の原田宗典と中村うさぎの対談も絶妙である。
原田宗典は数冊読んだことがあったが、彼が鬱病とは驚きだ!
笑いとか軽妙な文章を書く人だったのに、心の奥は解らないものである。
知人(数年前にガンで亡くなった)が、重い躁うつ病になってしまった。
医者よりも私の言葉が薬になったようで、欝への対処に絶対的な信頼を寄せていた。
亡くなるまで彼を20年近く支えていた。後半は自分で病院に行って、自分で入院するようになっていた。
あの原因は夫婦関係にあったのは周囲の一致するところだったが・・・ 私が精神病理に興味があり、
その系統の本を多く読んでいたこともあるが、青年期に何度か精神的危機を一人で乗り越えた経験があったためだ。
さらに母親の凄しい欝も見ていたこともある。
私の場合は何ごとも徹底的に、その原因を凝視するのがポイント。
それと、焦らないことである。精神も肉体と同じ、疲れたり、傷ついたりする。
[5]続きを読む
06月05日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る