ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2498, 無くてはならぬもの −6
  X 一度だけの人生
          ―どこに根を張るかー

P−196
他人とばかり比べないで世界中に、私はたったひとりしかいないんだ、
とかけがいのない自分という存在ということを、もういちど、しっかり見出してほしい、と。
あなた方の人生は誰にも代わってもらうことはできないし、しかもそれは二度と
繰り返すことができない一度限りの人生なのだ。それが本当にわかってないと、
人生をどう生きるか、という問題は、真剣に考えていくことができない。

p−199
たとえどんな小さな仕事でも、自分が一生をかけてやりとげる、そういう人生の目的を
見出してほしい。そうして二度と戻ってこない一日一日を、そのことに打ち込んでゆく。
それは無限の希望なのである。
天才とは、努力をする人間なのである、といった人がいる。
私たちの個性というのは、何かに生涯を通して何かに打ち込んでいく、
そういう努力を通して形成されていくものなのである。
あなたは社会的に成功しなくてもよい。自分がやりたい事を、一度かぎりの
人生に打ち込んで、努力してみたらよいではないか。
そのことに10年打ち込んでみたらどうか。その道ではエキスパートになるだろう。
一流大学を出ているなど、誰も問題にはしない。
どんな小さなことでも、これが自分がしたいことを生涯を通して行えば、
世界のために何か貢献することができるのである。
それで途中で倒れることがあっても、一日一日を、そういう仕事にうちこんでいれば、
人生はそれで良いのではないだろうか。

P−202
亡くなった和辻哲郎が若いときに書いた「樹の根」というエッセーを思い出す。
「偶然再興」の中に収められ文章であるが、
「・・・ある時、砂に食い込んだ松の木の複雑な根を見守ることができた。
地上と地下姿があまりにも違っていたのである。楽しそうに葉先をそろえた針葉と、
それに比べて地下の根は。戦い、もがき、苦しみ、精一杯の努力をしつくしたように、
枝から枝と分かれて、乱れた女の髪のごとく、地上の枝幹の総量より多いと思われる
太い根、細い根を無数にもって、いっせいに大地に抱きついている。
私は、こういう根があることを知っていた。しかしそれを、目の前にまざまざと
見たときに、思わず驚異の情に打たれぬわけには行かなかった。

ーーー
「順境には枝を張れ、逆境には根を張れ」という言葉があるが、
当時、この「樹の根」のエッセーの言葉が心の支えであった。
個性とは、自分が人生をかけて打ち込んだ中でこそ生まれるもので、
むしろ逆境の中でこそ形成される。
38年ぶりに読み返してみたが、私にとって「人生を支えてくれた三冊の本」の
一冊であった。実は読み返して今、気づいた。それでは他の二冊は何か?
近々に取り上げてみようか。大本教の出口王仁三郎の本と、新約聖書である。


・・・・・・・・・
2007年02月05日(月)
2134, 時間についての一考察 −1
    b(^o^)dおっ W(^O^)Wはー♪

    最近ますます哲学づいている。今日は「時間」について考えてみる。
    その中で「いま、ここ」−現在ーの意味が深い。
    考えてみても解ったような解らないような難しい問題である。
   「いま、ここ」という永遠への控えの間?には非常に深遠な光と陰を感じる。

感動した瞬間、感激した瞬間、そして心の奥底から感謝した瞬間、
怒り心頭に達した瞬間、人を殺してやりたい位に憎んだ瞬間、そのどれも
自分を構成している骨組みである。その時々のことは、ほぼリアルに記憶に残っている。
その瞬間・瞬間は、過去・未来ではなく「その時点での今・現在」に経験したことである。

    我々が経験することができるのは、この今・現在しかない。
    その時点の一秒前でも後でも絶対にありえないこと。
    その「今・現在」を現に考えている間にボロボロと過去に過ぎ去っていく。
    しかし未来はあるのかといえば、「それはあるだろう」という想像でしかない。

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02月05日(火)
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