ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[396419hit]

■2480, 「世間体」の構造 −1

            (´∀`σ)σ オハYO!
     『「世間体」の構造 −社会心理史への試み』
                         ー読書日記
   専門が社会学のため、そして長年、その系統の本を読み続けてきたため、
  「世間」とか、「世間体」という言葉の虚偽と、日本社会(特に地方の後進性)
   の中に潜む泥沼の悪臭を感じ取り、その泥沼には近づかないようにしてきた。
   私の場合、職住が新潟と長岡と分かれていたため、最小の接点で済んだのが幸運だった。
   こういう人種は巧妙に近づいてくる。しかし直に臭い嗅ぎ取り、
   距離を取るように?してきた。
    そこで、「世間体」を辞書でひいてみたがところ・・・
  1. 社会的な視点からの自己のみなされ方。
  2. 社会的地位や名誉、学歴、家柄による判断基準。
    分かり易い肩書きが最優先され人間性は含まれてない。
  3. ワイドショーに準ずるモラルやマナー。 
    とある。 社会的地位も内面的な教養の区別すらも知識にない人達。
    これが殆どだから、仕方がないが・・・
    少なくとも、それを鳥瞰する目と時間は持たないと。 

ーその紹介文をアマゾン書店から、コピーしてみたー
 =内容=
世間に対して体面・体裁をつくろい、はずかしくない行動をとろうとする規範意識
―それが世間体である。 唯一絶対神をもたない日本人は、それを価値規準とし、
世間なみを保つことに心を砕いてきた。 世間の原義と変遷、また日本人特有の羞恥、
微笑が生まれる構造を分析し、世間体を重んじる意味を再考する。
 世間論の出色の日本文化論。
  ー目次
序章 「世間体」の発見
第1章 「世間」の意味
第2章 「世間」観の変遷
第3章 「世間」の構造
第4章 「はじ」の社会心理
第5章 「笑い」の機能
第6章 「世間体」の文化再考
ーー

ー「世間体」に関する、ことわざに関して、
           要約している部分を抜粋してみるとー
 P−50
故事ことわざの類いには、「好きこそ物の上手なれ」という反面、「下手の横好き」
ともいうように、もともと両義的な意味あいがこめられているものである。
矛盾したいいまわしが対になっているのは、ことわざの常であろう。
「世間」をめぐることわざのたぐいとて、けっして例外ではない。
本質からいえば、矛盾し、相反する意味内容を、状況によってたくみに
つかいわけるところにこそ、ことわざの生命があり、おもしろさがあるのだ。
にもかかわらず「世間」にかぎっていえば、「世間」をめぐる慣用句が
ことごとく「世間なみ」に収斂していることに、私はことのほか注目したいのである。
そのことがとりもなおさず、「世間」の特徴である、と断ぜざるをえないからである。 
思えば、わが国の人びとの多くは、「世間なみ」に生きることを、
人生のモットーとしてきたのではなかったか。 それが積極的にはたらいた場合には、
「世間なみレベルの生活水準がたもて、「世間なみ」の知識をもたないと恥ずかしい、
ということで、彼らは頑張って生きてきた。
この「世間なみ」に生きようとがんばるエネルギーが、わが国の近代化の
ひとつの精神的な原動力となってきたといっても、けっして過言ではあるまい。
その反面、異端のもつ大胆なエネルギーが発揮されることは、きわめてまれであった。
ことの善悪をとわず、自分だけがとびぬけて目立つということは、「世間」の手前、
極めて気はずかしいことでなければならなかったからである。
ーー
 「世間様に笑われないように」が、日本人の良くも悪くも、大きな羅針盤であった。
 「うだつが上がらない」という言葉も、それに近い。島国では、お互いの顔色を
   覗って生きるのも、大きな知恵になるのだ。
    ”世間体”の”体”は「体面」「体裁」の”体”といい、
  それから逸脱した場合、「”恥”−”羞恥”−”罪”」になり、
  社会的制裁を受けるが故に、「面目」「面子」「外聞」「見栄」「虚栄」

[5]続きを読む

01月18日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る