ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2370, 喫茶店の話
先日、コーヒーの由来と喫茶店について書いた。
もう二十年、いや三十年以上前から日本では喫茶店という業種そのものが
成りゆかなくなってきているとも書いた。
あったとしても、実体は定食屋だったり、年中休みなしで働くか、趣味として
採算度外視と割り切ったものだったりするのが実情である。
チェーン店のそれは、中食ージャンクション食として、コーヒーにスナックを軽く
食べるのを目的としたものである。
値段の高い、家では飲むことの出来ないコーヒーを飲ませる外資系のチェーン店もある。
ただし、個人店としては成り立ちにくく、年々店は減っている状態である。

古町のスナックのチー・ママを長年した後に、喫茶店をしていると聞き、
今は東京に帰った友人が新潟に来たおりに一緒に店に行ったことがある。
しかし、その苛酷さに全エネルギーをとられ、ダウン寸前であった。
とにかく運営していく難しさは思いの他だという。(その後は、どうなったかは不明だが)

また、二十年来の取引先の営業の担当が55歳を機にコーヒー専門店を開いたと聞いて、
新潟市の郊外の店に何度か訪ねて行ったが、やはり苦戦をしていた。
副支配人が飲食業の出身で、カフェレストランに何年か務めていたこともあり、
コーヒーには厳しい目を持っているが、
「所詮は素人の域からは出てない!」との厳しい評価。
(当社もホテルの開業から十数年間、喫茶・レストラン店を開いていたが、
もちろん赤字であり、体裁で開いていたのが実情である)

「素人が表面的に喫茶店でもと開店して、順調にいくのは奇跡に近い」というのが、
商売の未経験者には理解できないのである。
事業の立ち上げと、その軌道に乗せるのに大小は関係ない。
「血の小便」とは良くいったもので、そのプロセスで死ぬ思いをする。
その経験をしたところで、上手くいくのは奇跡に近いのが実情である。

新潟駅前で何店か気に入った店を通ったが、何年か上手くいくと舞い上がり、
阿波踊りを始めるか、天狗になって手がつけられない状態になり、
お客にソッポを向かれてしまうのが殆どの結末。至近の店などで、
そういう多くの事例を見てきた。 喫茶店は、水商売の原型である。

・・・・・・・・
2006年09月29日(金)
2005, 世界は精神病院!人間みな既知外!
            おはよ〜!(*^ワ^*)i

    「筒井康隆かくかたりき」(対談集)の大場実成との対談のテーマが
    「世界は精神病院!人間みな既知外!」である。
     考えてみれば、人間みなキチガイである。
     キチガイが差別用語なら「既知外」といえばよい。
     既知の外の人だから、それなりの肯定語になる。

 一番さわりの部分を抜粋してみるー
・・ただ僕の場合、すべての人がちょっとおかしい、そしておかしいところが
その人の個性と見ていますから。どんな人だって、たとえば、いい仕事をしているが、
夜になると酒を飲んで暴れる。アル中になって、だけど昼は良い仕事をしている。
これ、アル中であることが、その人の個性になっている。
その人のちょっと変わったところを見ていると、その人がどういう人かわかるし、
それを含めてその人の個性ということになる。人間は、みな「病気」なんですから、
文明だって、これすべて異常心理の産物。面白い既知外に出会おうとしたら、
誰でもいいから人をつかまえて、そいつを追い込めばよいだけ。

    ・・『乱調人間大研究』(筒井康尚)にも書きましたが、
    既知外の行為で回転している電気ノコギリに身を投げる奴。
    真っ赤に焼けた鉄棒を喉に差し込む奴。
    燃えているストーブに抱きつく奴。
    これはエロテックなんだけど、自分の髪の毛で首をつる奴。
    自分の両手両足を数等の馬に結びつけて引きさこうとする奴。
    自分を磔にするもの。苦労してギロチンをつくって、自分の首をはねる者。
    など色いろな奴がいる。
    ーーー

まあ、この節はいやに同調する。

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09月29日(土)
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