ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2259, 今日、ホームレスになった −2
(。・∀・)ノ゛おっは〜よう!
ホームレスにも二種類ある。
辛うじて簡易ホテルや、深夜喫茶、ネットカフェに泊まっている人と、
ダンボールや、テントの住人である。
駅の構内のダンボールの住人は毎日のように見かけるが、
暗い虚ろな表情が何とも悲しそうだ。
コスプレの可愛い動物の帽子を被った若い女性が一年以上、
新潟駅構内にいるが、服装がドンドン汚れて、今では毛布一枚を持って
歩いている姿が痛々しい。 若い女性というだけで気の毒なのに。
この本の中の、ホームレスの悲鳴に似た叫びの言葉を幾つか抜粋してみよう。
言葉の中に深い響きが聞こえてくる。
−−−
*エリート系サラリーマンの誤算*
・まさかこんなになるなんて5年前は想像もしてなかった。・・・・
こうなった原因ですか? 井の中の蛙というか、自分の力を過信していたんだね。
早い話が大企業病から抜け出せなかったんです。そういうことだよ・・・・。
商社を辞めた直後は、半年もあればキャリアが生かせる職場を得られると思っていた。
自分には価値がある。俺の能力がわからないなんて、こちらから願い下げ
と思っていたけど唖然、呆然でした。 こうなった直接の原因?
みっともない話ですが、サラ金です。
中高年は会社では厳しい立場にいるけど、絶対に自分から退職しないことだね。
いびられたって馬鹿にされたって会社にしがみついている方がいい。
特に大手の企業にいた人は、外に出たら屁のようなものだったと思い知らされるよ。
「絶対に辞めては駄目だ。失敗した私が言っているのだから間違いない」
−−−
・ー外資系企業のサラリーマンー
外資というのは非情だからね。儲けが出たヤツが偉いという風潮だったからね。
儲けられないのは、ガスの切れた100円ライターだからね。
ーー
・ーガード下の管理職ー
30年も勤めたのに、たった一枚の紙切れで事実上クビきり宣言。
会社からみたら一社員なんて、たんなる消耗品だよ。
ホームレスなんて遠い存在と思っていたけど、いざ失業すると、
簡単になってしまうものだった。まさかっていう感じだ。
払う給料とこれからの貢献度を考えると、50代より40代、
40代より30代と考えるのが普通ですもの。
45歳以上は一挙に厳しくなるのが実感でした。
こういう暮らしをしていると、恥という感覚が日に日に失せていくね。
ゴミ箱に手を突っ込んで雑誌拾いするのだって、何とも感じなくなるんだ。
ボランティアがやっている給食も、初めは情けなくて新聞で顔を隠していたけど、
今は何とも思わないもの。ダンボールを敷いて寝たり、地べたに座って弁当を
食べたり酒飲んでいるところをサラリーマンやOLに見られたって平気。
人間なんて驚くほど簡単にみっともなくなっていくんだ。
−−−
*兜町けもの道*
・ー元証券会社外務員ー
バブルって破裂させちゃ駄目、軟着陸させるべきだったんだ。
完全に政策間違いだった。国も俺も空白の10年だったということかな。
金を持ちすぎて自分を見失う人も多い。だけど金が無くて人生を破綻する人、
もっと多い。・・・
上の階から下を見ると、人間なんてアリンコみたいに見えるんだ。
コーヒー飲みながら、せわしげなく歩き回っている人間を見て、
「俺は、こいつらと違うんだ」とよくイツにいっていたな。
しかし、この歳になってドボンさ。
天国から地獄に真っさかさま、我ながら唖然、呆然だよ。
バブル全盛期、NTT株の上場で日本中が沸きだっていたんだな。
これに味をしめて自己売買に手を出すようになってね。
ーー
ーあとは、印象的な言葉を拾ってみるー
−−
一昨日だけど雨が降ってきたので地下鉄の構内に入ったんです。
荷物を持ってウロウロしていたら、前から来た若いOL風の二人が私を
避けて通っていった。汚いものを見るような目をしていたね。
得体の知れない、何をするか分らない危ない人間と思ったんだろうね。
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06月10日(日)
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