ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1943, ローマから日本が見えるー17
            
才八∋ウ_〆(∀`●)


第七章「創造的天才カエサル」−4

ーカエサルがヨーロッパを作ったー

ところで、カエサルによるローマ帝国の安全保障構想は、
後世のヨーロッパ史にも大きな影響を与えることになる。
「カエサルがヨーロッパを作った」とする人も多い。

現在の西ヨーロッパの都市の多くは、
カエサル以降のローマ帝国時代に作られた軍団基地や、
植民都市を起源としています。

フランスのリヨン、ストラスブール、フレジュス
ドイツのケルン、ボン、マインツ
イギリスのヨーク、チェスター、バース
オーストリアのウィーン
ハンガリーのブタペスト、セルビィア
ユーゴスラビアのベオグラード
などなど・・・
ハッキリいってヨーロッパは古代ローマ人によって作られた。

ーなぜカエサルは寛容を掲げたのかー

カエサルは「新しいローマ」のグランド・デザインを描き、
それを次々と具体化していったが、その構想をよく理解できた人は
同時代に一人もいなかったといってよい。
当時の一番の知識人であった歴史家のキケロさえ、
カエサルは協和制の再建に力を貸せてくれるものと信じていた位である。
領土が拡大してしまった現在、そのローマに適した統治システムは何か、
それを君主制にみたのだ。そうした彼の思考を読みとれた人は少なかった。

カエサルは生前に書き記したとおり、
「人間ならば誰にでもすべてが見えるわけではない。
多くの人は自分が見たいと欲することしか見ていない」ということである。
ここまで冷徹にローマ世界を見ていたカエサルなのに、反対派を決して
弾圧をしなかった。
彼は政権に就くなり「寛容」をモットーに掲げ、かって剣を交えた
ポンペイウス派の人々の安全な帰国を保障したほどであった。

それゆえに彼は自分の護衛隊を解散してしまい、丸腰同然でローマ市内を
歩いた。これは彼の気性と見るしかない。
彼は自分の身を守る鎧は信義だけでよいと考えたようだ。
そして、彼はBC44年に暗殺をされてしまう。
「カエサルは王位を狙っている」という確信から彼を暗殺をした
ブルータス以下14名の元老院の議員によって・・


・・・・・・・
・・・・・・・

−7月30日分ー

10年後の日本は?−1

「10年後の日本」という本を買った。
    下記のの箇条書きの幾つかは、この本の目次を参考にした。
    まだ飛ばし読みだが、近々読書日記を書く。
   
   『日本の論点』編集部編というから、
    鋭く切り込んでいる。
    島国の閉鎖社会の日本が、この世界の潮流の激変の中での
    大問題が明快に書かれている本である。

十年後の日本で間違いなく起こっている問題点である。
日本が、これらをどの様に乗り越え体質を変えていくかを考えると、
悲観的になって当然である。
 
  ・消費税の20l以上の負担
 
  ・少子高齢化社会の到来

  ・外国人労働者の比率の増加による犯罪の増加と、
   治安の悪化。
 
  ・フリーターの増加と、
   下層階級の増大
 
  ・年金財政の悪化と破綻、
   団塊の世代の大量定年後の負担の問題
 
  ・中国とインドの台頭と影響力の増加、
   それに付随する大混乱
 
  ・北朝鮮の崩壊と、朝鮮半島の混乱
  (これは数年先と思われる)
 
  ・2005年からの人口減と経済縮小
 
  ・介護保険増大による財政の悪化
 
  ・地球温暖化による大問題の噴出

  ・関東大震災の可能性の増大

  ・「ゆとり教育」で育った年代が人口の中心になってくる
  社会的大問題。

  ・行き過ぎた自由競争の弊害の噴出


これらを考えると、絶望的な気持ちになるが、
間違いのない近い未来の日本の姿である。
逃げ切り世代で「運が良かった」と、ホッとしてはいられない。


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07月30日(日)
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