ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1836, ローマから日本が見える−1

  b(’0’)d おっ
            (゚Д゚)w  ハァよー
                     ー 読書日記
     
     この本は塩野七生が、1992年より年に一冊の割合で書いてきた
     『ローマ人への手紙』のローマの建国から帝国の成立までを、
     自らダイジェスト版にした本であり、その入門書でもある。
     その意味で、解りやすい中味の濃い一冊である。

  =まずは、この本の概要をまとめてみる。
     

ー「なぜローマにこれほどの入れ込みをしたか」ー

著者の塩野七生は、
「私がローマ人に興味を抱くのは、彼らが人間性に対する幻想を抱かず、
ということは、自分自身に対する幻想を抱くことなく行動していたから」
と述べている。

イタリアの一地方都市に過ぎなかったローマが、有史以後最大の帝国にまで成長を遂げ、
千年以上(1229年間)に亘って世界を支配した、その原動力は何であったのか。
そして、そのローマ帝国が何故衰退の道を歩んだのか。
ローマ史は、歴史の面白さに満ち溢れている。


     古代ローマ時代のローマ街道の道端にあるお墓に
    「これを読む人に告ぐ。
     健康で人を愛して生きよ。
     あなたがここに入るまでのすべての日々を。」
     と、書かれていたという。
    
    「幸運の女神は、すべての人にすべてを約束する。
     と言っても約束が守られたためしはない。
     だから一日一日を生きることだ。
     一時間一時間を生きることだ。
     何ごとも永遠ではない。
     生者の世界では。」
     ローマ人の物語」の中の言葉である。

 人生の全てが、ローマ人の行蔵や言葉の中につまっている。
 また、そこで活躍した男達の魅力は計り知れないものがある。
 
 著者がローマに入れ込んでしまうのは自然のことだ。

               ε=ε=ε=ε=ε=(。・ω・)_旦~~
               
ーローマ人の改革についてー
 
「真の改革とは再構築である」
 「改革とは『過去の否定』ではない」ー

     ローマに限らず、どんな国家であれ、どんな時代であれ、
     改革とはけっして会議で決まるものではない。
     一人の指導者が現われ、みずからの信じるところに従って改革を断行しない限り、
     永遠に体制は変わらない。
     そして変わらないで過ごすうちに、国力は衰微する一方になる。
     しかし、改革はむずかしい。
     どんな改革であれ、それによって損をする人たちがかならず現われる。
     しかし彼らの反対に耳を傾けてしまえばどうなるか。
     結局、どんな改革も大幅な修正をされて小幅な改良に終わってしまうのが落ち。
     したがって改革をやろうとすれば、
     結局は力で突破するしかないということになる。


カエサルは彼に最終勧告(要するに追放もしくは死刑の宣告)を与えた元老院を
潰すことなく、彼の体制の下に置いた。
ただし、改革も行った。
それは従来ローマ市民にしか与えられなかった元老院議員の資格を
属州の人たちにも与えた。
彼の大きな改革として私たちが今でも恩恵を受けているのはユリウス暦の制定。
カエサルは様々な改革をわずか2年で成し遂げた。
                        …(´Д`驚)…!!
                        
     改革にはタイミングがポイントとなる。
     ローマは紀元前390年に北方ケルト族の襲撃であっけなく占領された。
     このどん底から這い上がることで真のローマになった。
     敗因が自分たち自身にあったことを反省し、
     ローマ独特の共和制を樹立し政治改革を完成させた。

ローマは、その苦境を乗り越えるために、ローマは、自らを改革して行った。

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04月13日(木)
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