ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1653, 北イタリア旅行記−4

欧州で感じるのは、空の青さである。
それとグリーンと土の色合いの美しさもよい。
それが街の色と溶け合っている遠景が絵になっている。
特に数百年もたった古い街は何ともいえない佇まいの姿を現している。

ーシエナー

フィレンツェから約2時間30分のところに位置し、
中世ヨーロッパの中心地として大いに栄えた都市である。
シエナの中心部は一般車両の乗り入れが禁止されている。

シエナのシンボルは美しい扇形の家並みが美しいカンポ広場とマンジャの塔。
カンポ広場は世界で一番美しい広場としても有名である。
広場そのものが扇状の劇場的につくられており、周りの建物が広場を囲む壁のように
都市計画がされている。
その扇の元に市庁舎が建てられていて、ローマ劇場の舞台の位置になる。
もちろん、なだらかな傾斜がついてある。
広場が街のど真ん中に位置してあり市民の憩いの場にもなっている。

そこで年に一度の代表的な祭り”パリオ”が有名である。
広場を競馬場にして、それぞれの地区の代表チーム同士が名誉をかけて競う。
裸馬にそれぞれの地区と契約をした有名騎手が広場の周りを互いに蹴落としながら走る。
よくTVで、その熱狂的な場面を見たことがあったが、その場所に立つとは。

この街で世界で初めての銀行が生まれた街でもある。
また13〜14世紀に地下水道もつくられている。
この街の自治がユニークで、
9の自治区の代表が集団で自治する合議制が数百年も前からとられていた。

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ーピサー

ガリレオ・ガリレイが塔の上から落下の実験を行ったことで有名な”ピサの斜塔”
として知られる鏡楼は観光名所として有名。

イスラムの影響が見られるピサ・ロマネスク様式で、ユネスコ世界遺産にも指定されている。
かつてピサは海洋王国として10世紀より栄え富と繁栄を極め、斜塔やドゥオーモは、
この時代に建築されたものである。

斜塔だけでなく、その傍のドゥオーモとのバランスが良い。
今回は時間の関係で斜塔には登れなかったのが残念であった。
思っていたより傾きが大きいのが印象的であった。
一年に一_傾くことは初めてしったが、
その傾きを直すため大工事に入っていたことはニュースで知っていた。

バスで小さな街の遠景を見ていると、かならず小さな教会と鐘楼がある。
それを中心として街がつくられている。
それが絵になっているのだ。
数百年、数千年の歴史の深さが街の佇まいとして残っている。


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2004年10月12日(火)
1288, 「閑」のある生き方ー読書日記 −2

11章の「今ココに」を心得よ、がなかなか含蓄が深いので、抜粋して、
そして考えてみる。
 −−
・ー現在只今の自分を全肯定できること、これが人間として達しうる
 究極の境地である。そこに達すれば現世の中で翻弄されている最中でも
 平然としていられるのだ。

・「今ココニ」は過ぎ去っていくのではなく、自分が生きている事実がつづくかぎり
 同一のものとしてあり、しかもそれがただち永遠につながっていることが、
 次第にわかってくる。それは心の時間というべき状態である。
 鈴木大拙はそれを「零=無限」として、こう言う。
 
 「空」は空間の義に思い違えられるおそれがある。それで仏教者はいつも
 その弁明に悩まされるが、存在といえば、いつも空間の存在の義に考えられ、
 時間を入れない。
 しかし実際は空と時とを分けるわけにはいかないのである。
 空と時を合わせて「一念」というほうがよい。
 hereーnow が、それである。(略)
 とにかく、「空」を時の上から解釈して、「即今」という。
 平たくいえば、ーただいまーである。
 「空」がわかるというのは、その「ただいま」がわかるという意味である。
 「ただいま」を手に入れなくてはならぬ。
 この「ただいま」を無限そのものだと悟るとき、零すなわち見元の式が成立する。

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10月12日(水)
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