ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1621, 91歳の人生論
-読書日記
ー「本分」を極める生き方とは?
日野原 重明 (著), 瀬島 龍三 (著)
日野原 重明 と瀬島龍三の対談である。
第一線の名医師と、“昭和の名参謀”その人生の道筋は異なる両氏だが、
同い年の91歳同士。
じっくりと語り合った人生論は、さすがの内容である。
まず瀬島龍三のシベリア抑留で経験した話は感動的である。
腹が減ってしまうと教養とか地位とか関係なく、人間は浅ましくなる、
そんな状況にあっても他人にものを分けてあげられる人がいた,
見ず知らずのロシア人の老婦人のやさしさを忘れられない、など
「ああ、無情」「モンテクリスト伯」という小説を地で行くような経験をした。
極限状態の中で、フランクルと同じく人間にとって大切なことを体得したのだ。
二人が、「本分」という言葉をキーに、それぞれの経験を踏まえて、
どう生きるべきかということについて、対談である。
想像を絶する経験を積んできた人の言葉には、傾聴するに値する。
ーーー
ー日野原重明と 瀬島 龍三
の会話より 抜粋してみる。
ー日野原
「子供をだめにする一番 簡単な方法は、何でも欲しい物を与えることである。」
と「エミール」の中でフランスのルソーが、語っている。
ー瀬島
子供だけでなく、大人だって欲求のままに生きていれば、
人を思いやるどころか、人の事などどうでも良くなってしまうでしょう。
ー日野原
私は命の使い方を考えながら生きているんだ。
疲れると人間の身体に乳酸がたまり、その乳酸がたまりすぎるとアウトになるらしい。
「こう生きよう」と言う気持ちが、僕を疲れさせない。
朝起きると「今日はこれがある」「来週はこれがあるから、あれをしておかなくっちゃ」
とか・・・。
積極的になると疲れなんて感じてる暇はありません。
良いストレスなら、身体痛めつける事はない。たとえ、試練があったとしても
それに対して負けなければ、悪いストレスには、なりません。
立ち向かおうとする気持ちが、強い意志と適当な緊張感が、呼び水に成れば
良い緊張感になるのです。 苦を乗越えた達成感がありますね。
それが疲れを引き飛ばすと思います。
良い緊張感。良いストレス。人生には必要ですね。
ー瀬島
一言でいえば,「本分」は自分の果たすべき責任に対する心構えじゃないかですね。
そこには、人生観も入るし、世界観も入るし、宗教観も入る。そういうことが
「本分」ではないかと思います。
環境は様々に変化しましたが、根本は「滅私奉公」です。
私利私欲を捨てた生き方というのは軍人には欠かさない。
つねに命を懸けることを覚悟しておかなくてはならない。
ー日野原
滅私奉公にこそ、本分があるということですね。
ー瀬島
本分というのは、職務遂行の心構えですからね。
ダラスで亡くなったケネディがいった言葉に、
「姿勢は政策より大事である」というのがあります。
大切なのは、考え出した政策を遂行する姿勢だということ。
ケネディの言う、この姿勢が、つまり本分だと思うんです。
ー日野原
とにかく、生きるということは
「どんな場合でも前向きである」ということが重要だ。
ー日野原
子供をだめにする一番 簡単な方法は、何でも欲しい物を与えることである。
「エミール」と言う本の中でフランスのルソーが、語っている。
子供だけでなく、大人だって欲求のままに生きていれば、人を思いやるどころか、
人の事などどうでも良くなってしまうでしょう。 「
ー日野原
私は命の使い方を考えながら生きているんだ。
疲れると人間の身体に乳酸がたまり、その乳酸がたまりすぎるとアウトになるらしい。
疲労の原因は何か? それは、「こう生きよう」と言う気持ちが、僕を疲れさせない。
朝起きると「今日はこれがある」「来週はこれがあるから、あれをしておかなくっちゃ」
とか・・・。 積極的になると疲れなんて感じてる暇はありません。
良いストレスなら、身体痛めつける事はない。
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09月10日(土)
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