ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1590, 自民郵政解散の攻防−4

昨日の全ての大新聞の一面で、各社政治部長が郵政解散の論評をしていた。
なるほど、それぞれ一理ある。
思ったより小泉首相に厳しい内容が多かった。
賛成反対の両者を配慮しなければならないためか、思い切って書けなかった
こともあったようだ。

小泉の前の談合的な政治手法では思い切った改革は不可能に近い。
独裁的な政治手法しか改革を断行できないのも事実としてある。
また小泉首相のアメリカ大統領型の選挙で直接国民に問う手法は時代に合っている。

自民党をぶっ潰すだけでも、この解散はよいが、果たしてどうなることか。
あと一ヵ月後に歴史的場面?に立ち会うことができる。

それにしても、民主党が政権とるつもりでいるらしい。
反自民党という意味で、本来は民主党支持なのだが、
今回のように敵失を待って自らの郵政改革案も出さないのは実におかしい。
消去法からいっても民主党は論外とすると、やはり小泉自民党は有利になる。

「新党」構想も早くも失速?始めたという。
自民党の郵政民営化造反組の間でささやかれていた「新党」構想が、早くも失速。
解散前までは「同憂の士で新しい流れを作る」(平沼赳夫)などと威勢が良かったが、
ふたを開けると、「公認されないなら無所属で」の声ばかり。
小泉政権の終息も見越して、いつでも復帰できるように身軽にしておきたい、
という情けない有様である。

衆院本会議で反対票を投じた衆院議員37人と参院採決で反対した参院議員22人を
加え新党を作れば、60人近い勢力になる。
新党結成で、新政権作りのキャスチングボートを握る戦略をとればよい。

ところが解散・総選挙が決まると、
・綿貫が「あくまでも自民党を愛している。このまま自民党で頑張っていきたい」
・野田聖子元郵政相も「『自民党の野田聖子』を自負している。
 公認してもらう努力はしたいが、(だめなら)無所属で出る」
・「自民党が嫌で別の道を歩もうというのではない」(亀井久興元国土庁長官)
・亀井静香元政調会長まで
「新党にすぐ飛びつくことはしない。自民党公認で選挙をやりたい」
 という様だ。
 それだけのタマはいないと改革派にバカにされていたが、その言葉通りである。
 
選挙結果次第では小泉が退陣に追い込まれる可能性もあり、簡単に新党はつくれない
事情もある。
来年9月には小泉首相の党総裁としての任期が切れるため、
「小泉が降りれば、また一緒にやれる。政党にしてしまうとやっかいになる」
というから、哀れを越えて惨めに見えてくる。
無所属で隠れて上手くいけば当選しようという魂胆である。
実質、負け戦を自ら認めた結果である。

昨日の昼のワイドショーで、藤井と小林とかいう反対派の(元)代議士が
猪瀬氏に質問攻めにあい、必死に弁明をしていたのが哀れであった。
TVは真実をそのまま映像に映し出す。

ーーーーーーーー
昨日の産経新聞の「産経抄」がよい。
 −−
ー産経抄ー

今回の解散をなんと名づければよいのか。
参議院での「郵政民営化法案」の否決が引き金となったのだから常識的には
「郵政解散」だろう。反小泉陣営からは「腹いせ解散」「自爆解散」といった
呼び名も聞こえてくる。

▼確かに、法案に反対した議員を公認しない姿勢を崩さなければ、
自民党は分裂選挙を迫られる。それでなくても、平成十五年の総選挙の比例代表、
昨年の参院選では民主党に敗れている。
怒りにかられて、討ち死にを選んだ「狂気の沙汰(さた)」と見えなくもない。

▼それでも、あえて首相の胸中を推し量れば、「勝機がある」とみているのではないか。
現状のまま自民党が政権を維持しても、もはや構造改革の継続は不可能である。
むしろ、反対派を振り落として、「古い自民党をぶっ壊す」ことを国民に
アピールするほうが得策、と考えたのかもしれない。

▼首相に甘い見方との批判もあるだろう。
ただ、総選挙の争点が小泉改革か、反小泉か、という図式になれば郵政民営化問題で、

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08月10日(水)
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