ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1504, 平等について−2

社会主義の失敗は、
この「平等が基本」という前提が間違っていたことである。
建前と本音が人間にはある。
その本音の部分を見落としたのである。
だから、官僚という特権階級の利権の肥大化が資本主義者の特権階級より
進んでしまったのだ。現在の北朝鮮や中国の姿である。

不平等といえば、インドのカースト制度がある。
大きく分けると、4階級。
細かく、500階級もあるという。
下の人に不満があるかというと、そうでもないという。
下ほど、多くの数の見下せる人達がいることと、ヒンズー教の教義の
裏づけがあるためだ。
それと3000年の歴史がある。
不平等という本音が、そのまま生きている国なのである。
 
先回書いた、鷲田と三浦の対談の中に
「運命まで平等にしようとする」が、
 本質をさらについている。
 −−
・鷲田
美人に生まれようが、ブスに生まれようが、偏差値が高かろうが、低かろうが、
それはその人の運命である。運命は自分で引き受けなくては、それが人間の基本です。
ところが世の中のすべてを同じようにならそうとする。
偏差値の高い人も低い人もなるべく同じ土俵において、差をつけようとする。

どこかの放送局で女性アナウンサーがある年齢になって他の部署に配置転換されたら、
不当だとか抗議したというのが。
TVを観るほうからしたら、原稿を読むアナウンサーならくたびれたオバサンよりも、
若いきれいなお嬢さんの方が良いに決まっている。
放送局が配置転換をするのは当然のことです。その当然のことをいかんというのです。
平等になろうという意識が、いかんと言わせているのです。

・三浦
運命まで、平等にはできるわけにはいかない。

・鷲田
そうですよ。運命の平等化なんてフィクションです。
そのフィクションまで平等化しようとしたのがマルクス主義です。
そこが、あの思想の危険なところがあったわけです。
その危険な余韻がまだ尾を引いているということです。

 −−−

フランス革命の「自由・平等・博愛」は、
それまでの王政の矛盾を破壊するための理想であった。
人間は自由を目指し、平等であるべきだ、そのためには博愛をもって
いなくてはならない、ということである。
しかし、自由の獲得は簡単ではないし、人間は不平等である。
そこで博愛で乗り越えていかなくてはならないということか?

ー以下の「格言」は、ことごとく
「不平等が人間の基本」を裏づけている。

・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

【-平等について-】

・平等主義は因習的不平等・独断的特権・歴史的不正を除去した後、
 次には、功績・能力・徳性の不平等に対して謀反を起こした。
 平等主義は愛と見せかけようとしている憎しみである
                   ーアミエル

・恋と戦争ではすべてが公平である。
                   −イギリスの諺

・平等が自然の法則であることは間違いである。
 自然は何一つ平等なものを作っていない。
 自然の法則は服従と隷属である。
                   −ヴォーヴナルグ

・人間は昼と同じく、夜を必要としないだろうか。
                   −ゲーテ

・立法者にしろ、革命家にしろ、平等と自由を同じに約束する者は、
 空想家でなければ詐欺師である。
                   ーゲーテ

・全ての人間が平等である一つの場所がある――死ぬときである。
その場合、彼らはすべてゼロである。
                   −ウィリアム・サムナー

・平等主義者は彼ら自身の水準まで他人を引き上げることを望むが、
彼ら自身以上に引き上げようとはしない。
                   ーサミュエル=ジョンソン

・全ての人間がいかなる意識においても、またどんな時でも、

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05月16日(月)
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