ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1380, 現在、世界で何が起こっているのか? −1
「現在、世界で何がおこっているのか?」という素朴な疑問がある。
身近では、台風による洪水と中越地震。
そして世界ではインドネシア沖地震などの天災。

それだけでない、ITなどの技術革新からくる社会的な大変革。
全てが、今まで見たことも聞いたこともない現象である。

どうなっているのだろうか。
新年ということで、その人間的側面と、自然的側面から考えみる。

まずは人間的側面から・・ 
 ーー
<人類のビッグバン >

ー「人類にとって20万年に一回のビッグバンがこの情報革命だ」と、
10年前に聞いたことがあった。
その時は、かなりオーバーに聞こえたが、現在の状況からは
決してオーバーには思えない。

一人一人が情報基地を持ち、自分を表現をし始めたのだ。
私自身も、このHPを持ち、自分の主張の公開を始めた。
(いや主張しつつ、自分の知識を整理して貯蓄し始めた。)
そして4年近く経つが、自分から離れて独自のものとして歩みだした感もする。

脳を外部化して、そこに情報をインプットし、またアウトプットしている。
それを公開しているのだからおかしなものである。
普通なら部屋の机の中の日記帳かメモにある内容を、
キーワードの検索で誰でも見ることができるから不思議な世界である。

携帯電話とパソコンにより、
我われの社会という様々な家族や会社や所属する共同体が、
個人というユニットに分解され、ネットで再構築されるプロセスに入ったのだ。

このことは人類にとって大革命であり、今までの共同体を根こそぎ破壊することでもある。
それが地球規模で、それぞれの共同社会の破壊が起こり始めたのだ。

「人類が20万年かかって構築してきた共同体が、個々人がインターネットで
再構築されようとする前の大混乱が地球規模で起きている」

これがビッグバンの正体であり、世界を根こそぎ変えている。
数年前までは、考えられない現象がドンドンおこっているのも、
その背景があるからだ。
  
1月10日の「産経新聞の『正論』の梅田望夫氏の論が
正に、今の時代を言い表している。

インターネットの向こう側と、こちら側の世界が個々で結びつきだしたのだ。
それも地球規模で。それはもう国家権力では抑えきれなくなってきている。

まずはご覧あれ!
  ーー

【正論】米ミューズアソシエイツ社長
       (在シリコンバレー)梅田望夫
IT産業の潮目が読めぬ日本勢 モノづくりの強さ過信を危惧す

《米国で進むパワーシフト》
 二〇〇四年の米国IT(情報技術)産業は、IBMによる中国企業
「聯想集団(レノボ・グループ)」へのパソコン事業売却(十二月)と、
インターネット検索エンジン最大手・グーグルの株式公開(八月)という
二つの対照的な出来事によって記憶されることになろう。

 年に一兆円以上売り上げるIBMのパソコン事業の売却額が二千億円にも
満たなかった一方、売上高約三千億円のグーグルの株式時価総額は五兆円を超えた。
この差は何を意味しているのか。
インターネットの「こちら側」から「あちら側」へのパワーシフトが、
米国では確実に起きているのである。

 インターネットの「こちら側」とは、インターネットの利用者、
つまり私たち一人一人に密着したモノの世界である。
パソコン、携帯電話、カーナビ、コンビニのPOS端末、高機能ATM、
薄型テレビ、DVDレコーダー、デジタル・カメラ、そしてこれからは無線ICタグ。
皆、インターネットと私たち一人一人を結びつけるつなぎ目の部分に用意する
モノである。

 インターネットの「あちら側」とは、インターネット空間に浮かぶ巨大な
「情報発電所」とも言うべきバーチャルな世界である。いったんその巨大設備たる
「情報発電所」に付加価値創造の仕組みを作りこめば、インターネットを介して、
均質なサービスをグローバルに提供できる。

《激化する付加価値争奪戦》


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01月12日(水)
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