ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1274, シュリーマンの話−2
ーシュリーマンの「語学習得法の秘密」
シュリーマンにとって、語学力が最大の武器であった。
語学力の方法として、
「当時売れていた小説を、丸暗記をする方法」を取っていた。
ストーリーは解っているので、意味は敢えて考えなくてもよい。
更に一ヶ国さえマスターすれば、他の外国語も同じ小説で、
同じプロセスを踏めばよい。(詳細は後記)
理に適っている。
若いときにこれに気づいていれば全く違った人生が踏み出せたのにと、
今さら悔やんでも仕方がない。
いや実をいうと、高校に入学をしたときの英語の先生が、殆んど同じ方法を
教えてくれていた。右の耳から入って、左に抜けていっただけなのだ。
バカの壁にしっかりと囲まれていたのだ。
「全く、もう!」である。
以下は幾つかのHPから抜粋し、まとめてモノである。
ーー
−−
シュリーマンは、1820年にドイツの一寒村に牧師の子として生れ、
貧困の中から商人として巨万の富を築き、その富を使ってトロイアなど
エーゲ文明の遺跡を発掘した人物である。。
彼がどうして巨万の富を築くのを可能にできたのか。
それは、彼の類まれなる「語学力」にあった。
10数カ国語を自由自在に駆使し、他の商人よりいち早く情報を把握して
ビジネス・チャンスを次々に掴んで富を築いていった。
彼は「多くの外国語を極めて短期間に習得した語学の達人」と言われているが、
その「語学習得法の秘密」はどんなものであったのだろう。
シュリーマンの学習法は、物語を丸暗記するという特徴的な方法を取っている。
英語では、当時よく読まれていたゴールドスミスの「ウェイクフィールドの牧師」
とウォルター・スコットの「アイバンホー」を丸々暗記している。
物語を丸暗記する方法は、ストーリーがあるので記憶に残りやすく、
文章を丸々憶えるので熟語やコロケーションなどの言いまわしがそのまま身につく。
この方法で、彼は英語を僅か半年でマスターした。
更に以下の勉強方を工夫していた。
・非常に多く音読すること。
・決して翻訳しないこと。
・毎日1時間あてること。
・つねに興味ある対象について作文を書くこと。
・これを教師の指導によって訂正すること。
・前日直されたものを暗記して、つぎの時間に暗誦すること。
・彼はさらに、会話をものにするために、
その外国語が話されている教会にかよって説教を聴き、
一語一語を口真似する方法もとっていた。
フランス語もこの同じ方法で、
「テレマコスの冒険」と
「ポールとヴェルジニー」を丸暗記して半年でマスターし、
続いてオランダ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語を
流暢に話し書くことができるのに、それぞれ6週間以上かからなかった。
オランダ語以降の勉強は、同じ上記の物語の本を入手して学習したと推測される。
既にストーリーがわかっているため文法書や辞書を引く手間が大幅に省け
短期間の学習が可能になるからである
(同じヨーロッパ語族という有利性もあった)。
シュリーマンの成功の出発点は、
まずロシア語をマスターしたことであった。
ロシア語の学習は難しく、これによって他の商人を出し抜くことができたのだ。
このロシア語の勉強でも同じ「テレマコスの冒険」をテキストにして、
この本の丸暗記という方法を取っている点に注目したい。
同じ物語の本を使って各国語を横断的に次々に征服していく彼の語学学習法は
今日的視点からも誠に合理的で優れたやり方と言える。
ここまではよく世間に知られていることであるが、
今回紹介するルートヴィッヒの本は、その語学習得法の秘密のベールの深奥を
さらに垣間見せてくれるまたとない良書なのだ。
ルートヴィッヒは、遺品として残されているシュリーマンの語学学習ノートなどを
詳細に研究してこう述べている。
「彼は自分の選んだ多くの単語をふくむ長い単語帳と、これらの単語を使った
一連の文章を、一枚の紙のうえに教師に書いてもらい、一字一字、
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09月28日(火)
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