ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1145, 「デフレ・スパイラル」について


 資産デフレと物価デフレが、装置産業にいるためか深刻である。
 そこで、デフレについて、調べてみた。
 現在の世界の経済は、有史以来三度目の大きな屈折点にある。
 21世紀はデフレの世紀になるだろう。

・経済の第一の屈折点は、10000年前の農業革命である。
 人類が定住を始めて物々交換市場が成立した時点。
 第二は16世紀の欧州でおきた中世荘園制度から資本主義への脱皮。
 三度目は1980年代からおこり現在まで至っているデフレ革命である。
 ー情報革命による、コスト削減と一物一価に集約さていくプロセスで
  物価は下がり続ける
 
 特に日本は深刻である。
・安価な労働力を(日本の25〜30分の1)豊富に持つ隣国・中国の輸出供給力がある、
 欧州にとっては東欧・旧ロシアが、それに当たる。
・資産バブルの清算がまだ終わってない
 80年代の上昇分の反動が必要になったが、まだ土地の時価総額1500兆円は
 名目国内総生産の約三倍、イギリスの一倍に対してまだまだ地価は差がある。
・デフレ解消にはまだ10年20年以上はかかる。
 いやまだまだで今世紀はかかるのだろう。
 
 デフレス・パイラルはまだまだ続くことは間違いはない。
 特に地価は日本では、更に半分以下になると予測される。
 
 現在の日本は、戦前の昭和19年か20年の前半の終戦前夜に酷似している。
 終戦というより敗戦である。
 現在、中国関連とIT関連で少し景気は上向いているように錯覚しそうだが、
 実態はまったく違うといってよい。
 
 とくに消費を引っ張ってきた団塊の世代が、社会の中心から外れようとしている。
 経済は年齢構成の問題であるというから、日本は特に絶望的である。
 
 以前書いたデフレについてコピーしておきます。
 
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2003年04月15日(火)
741, デフレと対策 −2

ー 前にもこのテーマで書いたが、今一度書く。

 今の日本はデフレである。
しかしそれでもアメリカの物価より物価は実感として、2倍3倍高い。
それが修正過程に入っているだけである。
戦後の実質社会主義制度による統制物価が、その崩壊とグローバル化で
世界的な物価への平準化プロセスに入っているだけである。

 家具のニトリにしても、イタ飯屋のサエゼリアやマクドナルド、100円
ショップが好調なのは、グローバルな物価の追求を実践をしているためだ。

 世界的な物価に下がるまでデフレは続くのが当然である!
それで恐慌になっても仕方がないことだ。
ジタバタバタしないで、このデフレの中で自分を変えるしかない。
政治頼みや批判をしても、仕方がないのは自明の事。
やるべき事をキッチリやってそれで駄目なら退場するしかない。
やるべき事もしないで仲間内で愚痴をいいあってもどうにもならない。

 先日の日経流通新聞に、箱根の湯本の二番目に古い、370年の歴史を持つ
温泉旅館の『一の湯』が一面トップ記事で出ていた。
半値から三分一のプライスー一泊二食つきで6800円をうちだして、
低価格旅館グループを拡大しているという内容であった。
親父が高級旅館をつくってしまったが高プライスの為に不振になった。
座して死を待つよりよいだろうと、25000円から9800円に期間限定で、
この値段に下げたら、お客が殺到した。
それで延長延長で、この値段を固定にしたとか。
その代わり徹底した合理化を図ったという。
最近は一泊4500円の旅館も始めたとか。
潰れた旅館を買い取れば、これも可能になるだろう。
こういうのを「高級を高度に切り替える」という。
 
 銀座のクラブも三分の一以下で、商品価値を落とさない店
が好調だと先日このコナーでかいた。  
昨日いって来た京都は深夜にバスに乗って、宿泊なしで翌日の深夜に帰ってくる
パックさえ出来てきている。

これで京都に一万円でいってこれるのだから、価値がある。
凄い時代である。

http://www.ichinoyu.co.jp/

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05月22日(土)
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